熊本城
Kumamoto Castle
加藤清正が築いた、反り返る石垣で知られる名城。2016年の熊本地震から復旧が続き、完成した天守閣と、石を積み直す修復の現場を今だけの姿として見学できます。
加藤清正の城と「武者返し」の石垣
熊本城は、戦国時代から江戸時代初めの武将・加藤清正(かとうきよまさ)が築いた城で、日本三名城のひとつに数えられます。
よく知られているのが「武者返し(むしゃがえし)」と呼ばれる石垣です。下はゆるやかなのに、上に行くほど急に反り返り、攻めてきた武士がよじ登れないように工夫されています。
焼失、再建、そして地震
1877年の西南戦争(明治政府と西郷隆盛らの士族との内戦)では、熊本城は52日間にわたって包囲されました。その最中に、大小の天守などの建物が焼けてしまいます。今の天守閣は、1960年に鉄筋コンクリートで再建されたものです。
2016年の熊本地震では、天守閣や櫓(やぐら)、門、石垣などが大きな被害を受けました。天守閣の復旧は2021年に終わり、同じ年の6月から内部の公開が再開されています。一方、江戸時代から残る貴重な建物「宇土櫓(うとやぐら)」は解体が終わり、2032年度の復旧完了を目指しています。城全体の復旧は2052年ごろまで続く計画です。
復旧の途中を見学する
城内には、復旧工事の様子を見学するための特別見学通路が設けられています。工事が終われば取り外される仮設の通路で、石垣を積み直す作業など、復旧の現場を間近に見ることができます。
2026年7月28日には、熊本県で最大震度7を観測する地震(令和8年熊本地震)が起き、熊本城でも石垣が崩れるなどの被害がありました。熊本城の公式サイトによると、9月18日の時点で熊本城は通常どおり営業しています。ただし、余震や安全点検の結果によって公開の範囲は変わることがあるので、出かける前に必ず公式サイトで確認してください。
行き方
熊本市電の「熊本城・市役所前」電停が最寄りです。城のふもとには、食事やお土産の店が集まる「桜の馬場 城彩苑」があり、あわせて立ち寄れます。
開園時間や料金は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 入口が混み合うことがあるので、入園券はオンラインで事前に買っておくと安心です。公式サイトでは入城の待ち時間も案内されています。
- 城域はとても広く、坂や階段も多いので、歩きやすい靴で出かけましょう。
- 工事中の場所や石垣のまわりには、立ち入りできない区域があります。案内板と誘導に従って歩きましょう。
- 秋には「くまもとお城まつり」が開かれます。日程は公式サイトで確認してください。
出典
- 【公式】熊本城
- 復旧状況 | 【公式】熊本城
- 令和8年熊本地震に伴う熊本城周辺施設の開園情報等について(9月18日時点)| 【公式】熊本城
- 熊本城宇土櫓の解体完了 2032年度復旧めざす | 熊本日日新聞
- 熊本城 - Wikipedia
- 熊本地震 (2026年) - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。