天岩戸神社 西本宮
Amano Iwato Shrine (Nishi Hongu)
太陽の女神が隠れたと伝わる洞窟「天岩戸」そのものを神様としてまつる、高千穂の神社。神職の案内で洞窟を拝み、川沿いに歩けば神々が集まったという天安河原にも行けます。
日本神話の「岩戸隠れ」の舞台
天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)は、宮崎県北部の高千穂町にある神社です。日本最古の歴史書である『古事記』と『日本書紀』には、太陽の女神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)が弟の素盞鳴尊(すさのおのみこと)を避けて、しばらく岩の洞窟にこもったという話が出てきます。この洞窟が「天岩戸(あまのいわと)」で、神社はその伝説の地に建っています。
神社は岩戸川の渓谷をはさんで、西本宮と東本宮の2つに分かれています。西本宮がまつっているのは、社殿の奥、谷の向こう側の断崖の中ほどにある洞窟そのものです。神道では、山や岩などを神様が宿るもの(御神体)としてまつることがあり、ここでは洞窟が御神体です。祭神は天照大御神の別名である大日孁尊(おおひるめのみこと)です。対岸の東本宮は、天照大御神が岩戸から出たあと最初に住んだ場所としてまつられています。
神職の案内で天岩戸を拝む
西本宮の拝殿の裏には、谷越しに天岩戸を拝むための「遥拝所(ようはいしょ)」があります。ここへは自由に入れず、神職(神社の職員)が参拝者を案内するかたちで連れて行ってくれます。案内は1日に何回か決まった時間に行われ、所要時間は10〜15分ほど、料金はかかりません。
西本宮と東本宮を結ぶ橋「あまのうきはし」には、岩戸川を真下に見下ろせるガラス床があります。
神々が相談した洞窟、天安河原へ
西本宮から岩戸川沿いの参道を歩いて約10分のところに、「天安河原(あまのやすかわら)」という大きな洞窟があります。天照大御神が岩戸にこもったとき、八百万(やおよろず、数えきれないほど多くの意味)の神々がここに集まって相談したと伝えられています。洞窟の中や周りには、参拝者が積み上げた小さな石の山がたくさん並んでいます。
道には階段があり、車いすやベビーカーでは通れません。街灯もないので、明るい時間に行きましょう。滑りやすい場所もあるため、歩きやすい靴がおすすめです。
行き方
高千穂の町の中心にある高千穂バスセンターから、車で約15分です。宮崎空港やJR宮崎駅からは車で2時間あまりかかります。神社には駐車場があります(一部は有料)。
ヒント
- 天安河原へは、必ず神社の駐車場から参道を歩いて向かってください。神社によると、地図アプリでは別の場所(近くの商店)に案内されてしまうことがあります。
- 遥拝所の案内は時間が決まっています。社務所(お守りなどを扱う受付)で次の案内の時間を確かめてから、境内を回るとむだがありません。
- 境内での食べ歩きは禁止です。飲食は休憩所でしましょう。境内は全面禁煙です。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。