高千穂神社
Takachiho Shrine
日本神話の舞台・高千穂にある、杉の巨木に囲まれた古社。毎晩8時からは神楽殿で、神話を題材にした「高千穂神楽」を1時間見ることができます。
高千穂の神社の中心
高千穂神社は、宮崎県高千穂町にある神社です。創建は約1900年前、垂仁天皇(すいにんてんのう)の時代と伝えられ、高千穂一帯にある「高千穂八十八社」の総社(そうしゃ:地域の神社をまとめる中心の神社)とされています。
まつられているのは、天から降りてきたとされる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)をはじめとする6柱の神々「高千穂皇神(たかちほすめがみ)」と、神武天皇の兄・三毛入野命(みけいりののみこと)とその家族の神々「十社大明神(じっしゃだいみょうじん)」です。
鬼退治の伝説と本殿
言い伝えでは、三毛入野命がこの地を荒らしていた鬼八(きはち)という鬼を退治し、ここに宮を構えたとされています。この物語は神社の祭りや装飾にも登場します。
現在の本殿は1778年に建て直されたもので、2004年に国の重要文化財に指定されました。地方色の豊かな彫刻が施されていて、鬼八退治の場面も彫られています。境内にある鉄製の狛犬(こまいぬ:神社を守る獅子に似た像)も国の重要文化財です。
夫婦杉と毎晩の高千穂神楽
境内には、2本の杉の幹が根元でつながった「夫婦杉(めおとすぎ)」があります。大切な人と手をつないで周りを3回まわると幸せになれる、といわれています。
神楽(かぐら)とは、神にささげる歌と舞のことです。高千穂の集落では、秋から冬にかけて夜通し神楽を舞う「高千穂の夜神楽(よかぐら)」が受け継がれていて、国の重要無形民俗文化財になっています。高千穂神社の神楽殿では、その中から代表的な4つの舞を選んだ「高千穂神楽」を、毎晩20時から1時間公開しています。演目は「手力雄(たぢからお)の舞」「鈿女(うずめ)の舞」「戸取(ととり)の舞」「御神体(ごしんたい)の舞」の4つです。
チケットと行き方
高千穂神楽の席の多くは、ネットで事前に予約できます(公演日の30日前から)。当日も会場の窓口で、少ない数ですが席が販売されます。年末年始や、11月下旬の「神話の高千穂神楽まつり」の日など、公演が休みになる日があるので、公式サイトで確認してください。
高千穂バスセンターから歩いて約15分。高千穂峡からも近く、昼に峡谷を歩いて、夜に神楽を見る過ごし方ができます。無料の駐車場があります。
ヒント
- 夜の神楽を見るなら、高千穂に泊まる計画にすると移動の心配がありません。
- 神楽殿は畳敷きの会場で、定員はおよそ300人です。ネット予約分が埋まっていても、当日の窓口販売を狙う方法があります。
- 年末年始(12月31日と1月1日)と、11月22日・23日の神楽まつりの日は、毎晩の公演が休みです。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。