大分県 · 自然
海地獄
Umi Jigoku (Sea Hell)
海のようなコバルトブルーの池から、もうもうと湯けむりが立ちのぼる別府の「地獄」。涼しげな色なのに、湯の温度は約98℃もあります。
「地獄」と呼ばれる温泉の源
大分県別府市では、熱い湯や蒸気、泥が噴き出す温泉の源を、昔から「地獄(じごく)」と呼んできました。この呼び名は、少なくとも17世紀末の記録にはすでに登場します。いくつかの地獄を見て回る観光は「地獄めぐり」と呼ばれ、別府地獄組合には7つの地獄が加盟しています。
海地獄は、そのうちの一つで、鉄輪(かんなわ)温泉のエリアにあります。約1200年前、鶴見岳(つるみだけ)の噴火によってできたといわれ、古い記録には「玖倍理の湯(くべりのゆ)」という名前で出てきます。2009年には、血の池地獄・龍巻地獄・白池地獄とともに、国の名勝に指定されました。
青く見えるのに約98℃
池の水は、海を思わせるコバルトブルーです。この色は、温泉に多く溶けている硫酸鉄の成分によるものだと、公式サイトは説明しています。見た目は涼しげですが、湯の温度は約98℃。池の底は200m以上の深さまで続いているそうです。
敷地はよく手入れされた庭園になっていて、季節の花や木々の緑も楽しめます。隣の池では大きな葉を広げる「大鬼蓮(おおおにばす)」が育てられていて、葉が一番大きくなるのは8月中旬ごろです。
温泉でつくる名物と行き方
売店では、温泉の熱でつくる温泉卵や、地獄の蒸気で蒸したプリンが売られています。
JR別府駅からはバスで約20分、タクシーなら約15分です。車の場合は別府ICから約5分で、駐車場もあります。営業時間と入場料は、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 他の地獄もまわるなら、地獄めぐりの共通観覧券があります。鉄輪エリアに5つの地獄が集まり、血の池地獄と龍巻地獄は少し離れた柴石(しばせき)温泉のエリアにあります。
- 池の湯は約98℃です。柵の外に身を乗り出したりせず、湯けむりで足元が見えにくいときはゆっくり歩きましょう。
- お盆のころには、大鬼蓮の葉に乗る催しが行われることがあります。夏に行くなら、公式サイトのお知らせをチェックしてみてください。
出典
- 海地獄【公式サイト】|大分・別府の観光スポット
- 海地獄 | 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト
- 国指定名勝 | 別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合)
- 別府地獄めぐり - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。