Snow-capped Mount Fuji rising behind the green pine forest of Miho no Matsubara beach
Photo: Shift, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
静岡県 · 海岸

三保松原

Miho no Matsubara

約5kmの松林と海の向こうに富士山を望む、世界文化遺産「富士山」の一部。天女が舞い降りたという羽衣伝説の浜を、松並木の道から歩いて訪ねられます。

富士山の世界遺産に含まれる海辺の松林

三保松原(みほのまつばら)は、静岡市清水区の三保半島の海岸に、約5kmにわたって続く松林です。静岡市によると、約3万本の松が並び、その向こうに駿河湾(するがわん)と富士山が見えます。富士山頂からは南西に約45km離れています。

1922年には、景色の美しい場所として国が指定する「名勝」の日本第1号になりました。2013年には、世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産(世界遺産を形づくる場所の一つ)として登録されています。富士山から離れた海辺の場所が含まれているのは、この景色が歌川広重(うたがわ ひろしげ)の浮世絵をはじめ、多くの芸術作品に描かれてきたためです。

羽衣伝説と「神の道」

三保松原は「羽衣伝説」の舞台として知られています。天から舞い降りた天女と、地元の漁師が出会う物語です。松原の中ほどにある「羽衣の松」は、その伝説にまつわる松で、今の木は3代目。幹まわり約3.5m、高さ約15mあります。

羽衣の松から御穂神社(みほじんじゃ)までは、松並木の中を「神の道」と呼ばれる約500mの木道が続いています。羽衣の松を目印に降りてきた神様が、神社へ向かって通る道とされています。並木の松は樹齢200〜300年といわれます。御穂神社は、10世紀の書物『延喜式(えんぎしき)』にも名前が出てくる古い神社です。

みほしるべと行き方

2019年に開館した「みほしるべ」(静岡市三保松原文化創造センター)では、三保半島の成り立ちや、三保松原が世界遺産になった理由を、映像や展示で解説しています。入館は無料で、屋上からは富士山も見えます。

JR清水駅から路線バス(三保山の手線)で約25分、「三保松原入口」で降りて歩いて約15分です。車の場合は駐車場があります。

ヒント

  • 富士山がくっきり見えるかどうかは天気しだいです。晴れて空気の澄んだ日を選んで出かけましょう。
  • 羽衣の松と御穂神社は「神の道」の木道でつながっているので、両方をセットで歩いて回れます。
  • 先に「みほしるべ」で背景を知ってから松原を歩くと、景色の見え方が変わります。

出典

更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。

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