東尋坊
Tojinbo
日本海に面して約1kmにわたって続く、六角形などの岩の柱が並んだ断崖。荒波が打ち寄せる崖の上を歩いたり、船で海から見上げたりできる福井を代表する海岸です。
世界でも珍しい「柱状節理」の断崖
東尋坊は、福井県坂井市三国町の海岸にある断崖です。岩が柱のように縦に割れて並ぶ「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という地形で、溶岩が冷えて固まるときにできる割れ目が、長い年月をかけて日本海の荒波に削られてこの姿になりました。
これほど大きな規模の柱状節理は世界でも3か所しかないといわれ、1935年に国の天然記念物と名勝(めいしょう、景色の美しさで国が指定した場所)に指定されています。いちばん高い「大池(おおいけ)」のあたりでは、崖の高さは約25mあります。
「東尋坊」という名前は、人の名前から来ています。昔、平泉寺(へいせんじ)という寺にいた東尋坊という乱暴な僧が、ほかの僧たちにこの崖へ誘い出され、酒に酔ったところを海へ突き落とされたという言い伝えがあります。
崖の上から、海の上から
崖の上は岩場を歩くことができ、足元から海面まで続く岩の柱を間近に見られます。夕日の名所としても知られています。
海から眺めるなら「東尋坊観光遊覧船」がおすすめです。約30分の船旅で、海が穏やかな日には大池の入り江にも近づき、「ライオン岩」「ろうそく岩」といった形の面白い岩を見ることができます。北西には、東尋坊とあわせて天然記念物に指定されている雄島(おしま)という島も見えます。
高いところから見たい人には、海抜100mの展望台がある「東尋坊タワー」があります。晴れた日には白山連峰まで見渡せます。崖へ向かう道には約300mの商店街があり、海の幸を出す食堂やお土産の店が並んでいます。
行き方と訪れる時期
電車なら、福井駅からえちぜん鉄道で約50分の三国駅へ行き、京福バスで約10分です。金沢方面からは、IRいしかわ鉄道・ハピラインふくいであわら温泉駅まで行き、京福バスで約45分です。車の場合、福井駅から約45分、北陸自動車道の金津インターチェンジから約25分です。
遊覧船やタワーの営業時間・料金は季節によって変わるので、公式サイトで確認してください。
工事中のエリアについて
坂井市は東尋坊一帯の再整備を進めていて、ばらばらになっている駐車場を1か所にまとめる工事などが続いています。計画では、ガラス張りの展望室や柱状節理を学べる展示室、遊覧船のチケット売り場を備えたビジターセンターも建てられる予定です。駐車場の場所や道の様子が変わることがあるので、車で行く人は坂井市の案内を確認してください。
ヒント
- 崖の上には手すりや柵がありません。滑りにくいスニーカーで行き、風の強い日や雨の日は特に崖のふちに近づきすぎないようにしてください。
- 夕日を見たあとは、完全に暗くなる前に岩場から戻りましょう。暗くなると足元が見えず危険です。
- 遊覧船は海が荒れると大池に近づけなかったり、運休したりすることがあります。
出典
- 東尋坊 | 福井県坂井市公式観光ガイド さかい旅ナビ
- 断崖絶壁!福井の観光名所「東尋坊」の楽しみ方ガイド | ふくいドットコム(福井県公式観光サイト)
- 福井県坂井市/東尋坊再整備事業について
- 東尋坊 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。