大濠公園
Ohori Park
福岡市の真ん中にある、大きな池を囲む公園。福岡城の堀だった池のまわりを1周約2kmの道がめぐり、散歩やジョギング、ボートを楽しむ人でにぎわいます。
福岡城の堀から生まれた公園
大濠公園(おおほりこうえん)は、福岡市のほぼ中央にある県営の公園です。面積は約39.8ヘクタールで、そのうち約22.6ヘクタールを大きな池が占めています。全国でも有数の、水辺の景色を楽しむ公園です。
この場所は、もともと博多湾の入り江でした。江戸時代の初め、黒田長政(くろだ ながまさ)が福岡城を築いたとき、ここを城の外堀(そとぼり:城の外側を守る堀)として使いました。1927年にここで東亜勧業博覧会が開かれたのをきっかけに整備が進み、1929年に公園として開園しました。現在は国の登録記念物になっています。
池のまわりの見どころ
池の周りには約2kmの周遊道があり、散歩やジョギングをする地元の人の姿が見られます。池の中には、4つの橋で結ばれた中の島や、水に浮かぶように建つお堂「浮見堂(うきみどう)」があります。
ボートハウスでは、白鳥の形をしたスワンボートや手こぎボートを借りて池に出られます。建物にはカフェやフランス料理のレストランも入っています。
園内には日本庭園や能楽堂(のうがくどう:日本の伝統芸能「能」を演じる劇場)もあり、東側には福岡市美術館があります。サギやカモなどの水鳥も見られます。
中国の西湖がモデル?
大濠公園は、中国・杭州の西湖(せいこ)をモデルにしたとよく紹介されます。ただし、1925年の設計計画には「海外の多くの公園」を参考にしたとあるだけで、西湖の名前は出てきません。この説は、のちに中国風のあずまやが移されたことなどから広まったとも考えられています。
行き方
福岡市地下鉄空港線の「大濠公園駅」または「唐人町駅」で降りてすぐです。博多や天神からは地下鉄やバスで行けます。隣には福岡城跡のある舞鶴公園や、鴻臚館(こうろかん)跡の展示館もあり、あわせて歩いて回れます。
ヒント
- 池のまわりの周遊道は約2km。ぐるっと1周歩けば、公園のさまざまな景色を見られます。
- 隣の舞鶴公園にある福岡城跡とセットで回ると、ここが城の堀だったことがよくわかります。
- 公園ではボランティア活動や冬のイルミネーションなどのイベントも開かれます。内容や日程は変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。