櫛田神社
Kushida Shrine
博多の街を見守ってきた「お櫛田さん」。夏祭り・博多祇園山笠の舞台で、高さ約13mの豪華な飾り山笠を一年のほとんどの時期に間近で見られます。
博多の総鎮守「お櫛田さん」
櫛田神社(くしだじんじゃ)は、福岡市博多区にある神社です。神社の伝えでは、757年に伊勢の松坂(今の三重県)にある櫛田神社の神を迎えてまつったのが始まりとされます。博多の総鎮守(そうちんじゅ:地域全体を守る神社)として、地元では親しみを込めて「お櫛田さん」と呼ばれています。
まつられているのは、中央の大幡主命(おおはたぬしのみこと)、天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)の3柱です。戦乱で荒れた博多を豊臣秀吉が復興した際、1587年に社殿が建て直されました。商売繁盛や不老長寿の神として信仰を集めています。
博多祇園山笠と飾り山笠
櫛田神社は、毎年7月1日から15日まで行われる夏祭り「博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)」の舞台です。山笠(やまかさ)とは、人形などで飾った大きな山車(だし:祭りで担いだり引いたりする飾りの台)のこと。祭りのクライマックスは、男たちが「オイサ!」のかけ声とともに山笠を担いで走る「追い山」です。博多祇園山笠は国の重要無形民俗文化財で、2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
境内には、高さ約13mの「飾り山笠」が6月をのぞいて一年中展示されていて、すぐそばから見上げることができます。毎年7月1日に新しいものに入れ替わります。
境内の見どころ
ご神木の「櫛田の銀杏(いちょう)」は樹齢1,000年を超えるともいわれ、福岡県の天然記念物です。根元には、元寇(げんこう:13世紀にモンゴル帝国の軍が日本に攻めてきたこと)の際にモンゴルの軍船が使ったとされる「蒙古碇石(もうこいかりいし)」が2つ置かれています。
楼門(ろうもん:2階建ての門)の天井には、十二支を描いた「干支恵方盤(えとえほうばん)」があります。矢印がその年の縁起のよい方角を指していて、大みそかに回して向きを変えます。境内には、秀吉による復興のころ、戦火で焼けた石や瓦を塗り込めてつくった土塀「博多べい」も残っています。
行き方
福岡市地下鉄七隈線の「櫛田神社前駅」から歩いて約2分です。空港線の「祇園駅」や「中洲川端駅」からも歩いて約6分。キャナルシティ博多のすぐ近くで、博多の街歩きの途中に立ち寄れます。見学の目安は30分〜1時間ほどです。
ヒント
- 飾り山笠は6月は見られません。7月1日に新しい山笠が公開されます。
- 7月1日〜15日の山笠の期間中は、神社の周りがとても混み合います。祭りを見たいならこの時期に、落ち着いて参拝したいなら別の時期に訪れましょう。
- 2月の節分には巨大なお多福(おたふく:ふっくらした笑顔の女性の面)の面が、10月23日・24日には秋の祭り「博多おくんち」があります。
出典
- 櫛田神社 | 観光スポット一覧 | 【公式】福岡市観光情報サイト よかなび
- 博多の守り神「櫛田神社」とは? | 【公式】福岡県観光情報 クロスロードふくおか
- 櫛田神社 | 観光スポット | 【公式】クロスロードふくおか
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。