太宰府天満宮
Dazaifu Tenmangu
学問の神様・菅原道真の墓所の上に建つ、全国の天満宮の総本宮。約3年半続いた本殿の大改修を経て、2026年9月から再び本殿の正面でお参りできるようになりました。
学問の神様が眠る場所
太宰府天満宮は、福岡県太宰府市にある神社です。まつられているのは、平安時代の学者で政治家の菅原道真(すがわらの みちざね)。道真は901年、政治の争いに巻き込まれて京都から大宰府(だざいふ:九州を治めた役所)に左遷され、903年にこの地で亡くなりました。
言い伝えによると、亡きがらを運ぶ牛車の牛が途中で座り込んで動かなくなったため、そこを道真の意思と考えて葬ったとされています。その場所に919年、朝廷の命で社殿が建てられたのが太宰府天満宮の始まりです。
道真はのちに「天神さま」としてまつられ、学問や芸能の神様として信仰されるようになりました。太宰府天満宮は、全国に約1万社あるといわれる天満宮の総本宮です。
本殿と飛梅
今の本殿は1591年、戦国武将の小早川隆景(こばやかわ たかかげ)の寄進で建てられたもので、桃山時代の豪華な造りを伝える国の重要文化財です。2023年春から大規模な改修が行われていましたが、2026年9月19日に、約3年半ぶりに本殿正面でのお参りが再開されました。
本殿の向かって右には「飛梅(とびうめ)」と呼ばれる梅の木があります。道真を慕って、京都から一夜のうちに太宰府まで飛んできたという伝説のある梅です。
境内の見どころ
本殿へ向かう途中には、「心」の字の形をした心字池(しんじいけ)があり、3つの太鼓橋(たいこばし:半円形に反った橋)がかかっています。橋はそれぞれ過去・現在・未来を表し、渡ることで心身を清めてから神前に向かうとされています。
境内には、神様の使いとされる牛の像「御神牛(ごしんぎゅう)」が11体あります。道真と牛には深いつながりがあると考えられているためです。
ほかにも、国の天然記念物に指定されている樹齢約1,500年の大樟(おおくす)や、道真と天満宮にゆかりのある品を収める宝物殿、お菓子の神様をまつる珍しい神社「菓祖中島神社」があります。本殿の手前の楼門(ろうもん:2階建ての門)は、1914年に再建されたものです。
行き方
福岡市の天神から西鉄電車に乗り、二日市駅で太宰府線に乗り換えて太宰府駅まで約35分です。駅から天満宮までは歩いて約5分です。
博多バスターミナルからは直行バス「旅人(たびと)」で太宰府駅まで約45分、福岡空港の国際線ターミナルからも「旅人」で約25分です。
ヒント
- 牛の像は11体あるので、境内を歩きながら探してみましょう。
- 車で行く場合、大型の駐車場(太宰府駐車センター)から参道までは歩いて約7分です。電車なら太宰府駅から約5分で着きます。
- ご祈願(きがん:神職に祈ってもらう儀式)の受付場所は時期によって変わることがあります。受けたい場合は公式サイトのお知らせを確認してください。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。