白鬚神社
Shirahige Shrine
琵琶湖の水の中に、朱色の大鳥居が立つ神社。「近江の厳島」とも呼ばれ、湖に浮かぶ鳥居越しに朝日や島影を眺められます。
近江でいちばん古いといわれる長寿の神社
白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、滋賀県高島市、琵琶湖の西岸にある神社です。まつられているのは猿田彦命(さるたひこのみこと)。「白鬚(白いあごひげ)」という名前のとおり、延命長寿の神様として知られ、縁結びや交通安全など、人の暮らし全般を導く神様としても信仰されています。地元では「白鬚さん」「明神さん」と呼ばれています。
創建はおよそ2000年前とされ、近江(今の滋賀県)で最も古い神社といわれています。神社は、全国にある白鬚神社の総本宮(おおもとの神社)とされています。今の本殿は、豊臣秀吉の遺言を受けて息子の秀頼が造らせたもので、国の重要文化財です。
湖に立つ大鳥居
いちばんの見どころは、湖の中に立つ朱塗りの大鳥居です。鳥居(とりい)は神社の入口を示す門のことで、水の上に立つ姿が広島の厳島神社を思わせることから「近江の厳島」と呼ばれています。
湖の中の鳥居は昔から言い伝えがあり、室町時代の屏風絵や江戸時代の縁起絵巻(神社の由来を描いた絵巻物)にも描かれています。ただし実際に建てられたのは1937年(昭和12年)で、大阪の商人の寄進によるものです。今の鳥居は1981年に建て替えられました。
鳥居の向こうには琵琶湖に浮かぶ沖島が見え、漁船が行き交う湖の景色と合わせて楽しめます。神社のサイトでは、鳥居越しの日の出の写真も紹介されています。
境内の歌碑と秋の大祭
社殿は鳥居の反対側、国道161号をはさんだ山側にあります。境内には、歌人の与謝野鉄幹(寛)・晶子夫妻がここで詠んだ歌の碑や、松尾芭蕉の句碑、紫式部の歌碑などが点在しています。
毎年9月5日・6日の秋の大祭(白鬚まつり)には、京都や大阪をはじめ各地から多くの参拝者が訪れます。
行き方
京都駅からJR湖西線の新快速で約40分の近江高島駅が最寄りです。駅から神社までは約3kmあり、歩くと40分ほど、タクシーなら約5分です。車の場合は、京都東インターチェンジから湖西道路と国道161号を北へ約40kmです。神社には駐車場があります。
琵琶湖沿いのサイクリングの途中に立ち寄ることもでき、滋賀県の観光サイトではサイクリングで立ち寄る人向けの案内も出ています。
ヒント
- 社殿と湖の鳥居の間には交通量の多い国道が通っています。道路を渡って湖岸に出るのは危険なのでやめましょう。鳥居の写真は、社務所前の展望台「藍湖白鬚台(らんこしらひげだい)」から撮るように案内されています。
- 湖の鳥居のライトアップは、2026年9月時点で休止中です。夜の景色を目当てに行く場合は、事前に最新情報を確認してください。
- 近江高島駅からは距離があるので、帰りの電車の時間に合わせてタクシーを使うか、自転車で回ると動きやすくなります。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。