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滋賀県

滋賀は琵琶湖を中心に回っています。漁村、商人の町、古い寺院、陶芸の窯が、山に囲まれた一つの風景を分かち合っています。

Lakefront village landscape at Sugaura in Nagahama, Shiga
Photo: Hiyotchi, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

琵琶湖がかたちづくった県

琵琶湖は滋賀で訪れる場所の一つというだけではなく、この県のかたちそのものを決めています。日本最大の淡水湖は山々の輪の中にあり、川が森や農地を通って水を運び下ろしています。岸辺の姿は移動するにつれて変わります。南の大津周辺はより都会的で、北には山が水辺まで迫る岩がちな区間があります。場所によっては、対岸が驚くほど遠く感じられます。

湖の長い歴史のおかげで、ここにしかいない動植物が育ってきました。湖は人々の暮らしもかたちづくってきました。漁業、米作り、森の手入れは水の流れを通じてつながっており、湖の魚は今も郷土料理の一部です。岸辺に出て少し歩くだけでも、住民が湖を単なる景色ではなく日々の暮らしの一部として語る理由がよくわかります。

城、商人、そして山の寺

滋賀の古い名前は近江(おうみ)です。東日本と京都を結ぶ道筋にあったことで町々は栄え、琵琶湖周辺の水路も交易を担いました。近江八幡では、八幡堀と保存された町並みが、ここで働いた商人たちをしのばせます。内陸の五個荘では、立派な古い屋敷が関連する物語を伝えています。近江商人は故郷から遠く離れた地で商売を築きながら、故郷との強い結びつきを保ちました。

彼らの理想はしばしば「三方よし」と呼ばれ、取引は売り手、買い手、そして社会のためになるべきだという意味です。ここの商人の歴史に、立派な屋敷だけでなく道路などの公共事業への支援も含まれている理由を理解するのに役立つ考え方です。別の場所では、彦根城が東岸を見下ろして17世紀初頭の天守を今に残しています。大津では、比叡山の延暦寺が滋賀の過去の別の一面を見せてくれます。この寺は日本仏教の一大中心地となりました。これらの場所はそれぞれ異なりますが、いずれも湖をめぐる道筋と滋賀との長いつながりから生まれたものです。

湖と窯が生み出すもの

滋賀でもっとも独特な味といえば、ふなずしかもしれません。琵琶湖のフナを米とともに漬け込み発酵させたものです。寿司の古い形で、強い酸味と香りがあり、伝統的には祝いの席で出されます。湖の味を知るのにここから始める必要はありません。郷土料理にはビワマス、小アユ、エビも使われます。周囲の田んぼでとれる米も同じ食の物語の一部です。水辺を離れると、近江牛がサシ(霜降り)で知られる古くからの名産です。

食べるものではなく持ち帰るものを探すなら、滋賀南部の信楽に目を向けてください。信楽の陶工たちは何世紀にもわたり、実用的な壺から茶道具、現代陶芸まで器を作ってきました。工房やお店の前には、お腹の丸い陶器の狸(日本のタヌキ)が立っているのも目に入るでしょう。遊び心のある置物ですが、信楽の焼き物は狸の像よりずっと幅広いものです。陶芸の森では、古い作品と現代の作り手が同じ場で語り合うように紹介されています。

花、舟、祭りでめぐる一年

春には、北岸に沿って桜の木が続く海津大崎のような湖畔の名所に桜が咲きます。長浜曳山まつりが開かれるのも春です。曳山は飾り立てた祭りの山車で、長浜ではその上で子どもたちが日本の演劇である歌舞伎を演じます。近江八幡では左義長まつりが春に行われます。祭りは、これらの町が歴史的建造物の集まりにとどまらず、人々が暮らす地域社会であることを思い出させてくれます。

夏は人々を琵琶湖へと誘い、泳いだり、パドルを漕いだり、セーリングをしたりします。湖上の花火も季節に彩りを添えます。秋は寺の境内の散策がとりわけ魅力的になり、大津の祭りでは飾られた山車とからくり人形が通りに繰り出します。冬はまた違った趣で、特に雪の多い北部や西部の山々では、人々がスキーやスノーボードに向かいます。滋賀は季節によって目に見えて姿を変えるので、7月の湖畔での一日と1月の北部の町の訪問では、まったく異なる面が見えてきます。

到着してから、県内を回るには

多くの旅行者は京都から滋賀に入ります。JR琵琶湖線は大津へ、さらに湖の東側に沿って続き、JR湖西線は西岸を走ります。米原は日本の高速鉄道である東海道新幹線の滋賀の停車駅で、北東部を巡る起点として便利です。鉄道を使えば、湖を一度に一周しようとするより、1日に県内の一つのエリアを選んで回るのが簡単です。

現地では、琵琶湖の大きさが重要になります。駅から離れた場所へはバスが便利で、船に乗れば岸辺や島々を別の角度から眺められます。五個荘ではレンタサイクルも利用できます。熱心なサイクリストなら琵琶湖一周のサイクリングルート「ビワイチ」をご存じかもしれませんが、全周を走る必要はありません。短い区間を選べば、水辺でゆっくりしたり、気になった町に立ち寄ったりできます。信楽のような内陸の目的地へは、電車の乗り換えやバスの接続を見込んでおきましょう。

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