愛知県 · 城
犬山城
Inuyama Castle
木曽川を見下ろす丘に立つ、国宝5城の中でも最も古い天守。戦国時代から残る本物の木造天守に登り、最上階から川と濃尾平野を一望できます。
日本最古の現存天守
犬山城は、愛知県北部の犬山市、木曽川沿いの小高い丘の上にある城です。1537年に、織田信長の叔父にあたる織田信康が築いたとされています。天守(てんしゅ、城の中心となる高い建物)は、戦後にコンクリートで復元されたものではなく、昔の建物がそのまま残る「現存天守」です。
国宝に指定されている天守は、犬山城・松本城・姫路城・彦根城・松江城の5つだけで、その中で犬山城が最も古いとされています。天守は外から見ると3層、中は4階と地下2階の造りです。「白帝城(はくていじょう)」という別名もあります。
400年近く一つの家が守った城
川を見下ろす要所にあったため、戦国時代には何度も持ち主が変わりました。江戸時代に入ると、尾張藩の重臣だった成瀬(なるせ)家が城主となり、幕末まで続きました。
明治時代に入って一度は政府の管理になりましたが、その後、城は再び成瀬家のものになりました。国宝の城でありながら個人が所有する日本でただ一つの城として、2004年まで成瀬家が持ち続けていました。現在は、公益財団法人犬山城白帝文庫が所有しています。
天守からの眺めと行き方
天守の最上階からは、すぐ下を流れる木曽川と、戦国の武将たちが争った濃尾平野(のうびへいや、愛知県と岐阜県にまたがる平野)を見渡せます。
名鉄名古屋駅から名鉄電車で約25分、犬山駅で降りて歩いて約17分です。城の近くには古い町並みの残る城下町があり、食べ歩きや買い物を楽しみながら城へ向かえます。
ヒント
- 混雑しているときは、天守への入場が制限されることがあります。週末や行楽シーズンは早めの時間に行くのがおすすめです。
- 城下町の散策とセットで回ると、城と町の両方の雰囲気を味わえます。
- 開館時間や入場料は変わることがあるので、出かける前に公式サイトで確認してください。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。