名古屋城
Nagoya Castle
金のしゃちほこが輝く、徳川家康が築いた名古屋のシンボル。天守閣は今は入れませんが、見事に復元された本丸御殿の中を歩けます。
徳川家康が築いた尾張の城
名古屋城は、1600年の関ヶ原の戦いのあと、徳川家康が江戸(今の東京)と京都・大阪の間を守る重要な場所として築かせた城です。1610年に工事が始まり、天守閣は1612年に完成しました。全国の大名(だいみょう、各地の領主)に工事を分担させる「天下普請(てんかぶしん)」という方法で建てられています。
城主となったのは家康の九男・徳川義直(よしなお)で、その後は尾張徳川家が明治維新まで17代にわたって暮らしました。天守閣の屋根に載った金のしゃちほこ(頭が虎、体が魚という想像上の生き物の飾り)は、名古屋の街のシンボルになっています。
1945年の空襲で天守閣と本丸御殿は焼けてしまい、今の天守閣は1959年に鉄骨鉄筋コンクリートで再建されたものです。城跡は国の特別史跡で、空襲で焼け残った江戸時代の建物6棟が重要文化財になっています。
いちばんの見どころ・本丸御殿
本丸御殿(ほんまるごてん)は、1615年に尾張藩の藩主の住まい兼政庁として建てられた御殿です。のちには将軍が泊まるための特別な建物になりました。空襲で失われたあと、信頼できる史料をもとに約10年かけて木造で復元され、2018年6月に全体が公開されました。
中では、金色に輝くふすま絵や、飾り金具(かなぐ)、豪華な天井を見られます。なかでも、将軍のために建てられた「上洛殿(じょうらくでん)」は、御殿の中でもっとも華やかな空間です。飾られている障壁画は、当時の絵を忠実に写した復元模写です。
天守閣の今
コンクリートの天守閣は、建物の老朽化と耐震性の問題から閉館しており、現在は中に入ることができません。名古屋市は天守閣を江戸時代と同じ木造で建て直す計画を進めていますが、石垣の保存やバリアフリーの課題があり、完成時期は決まっていません。
中には入れなくても、石垣の上にそびえる天守閣と金のしゃちほこは、外から眺めることができます。
行き方と所要時間
地下鉄名城線「名古屋城」駅の7番出口から歩いて約7分です。公式サイトでは、広い城内をひと通り見るには2〜3時間ほどを目安にしています。
開園時間や入場料は変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 本丸御殿では靴を脱いでスリッパで見学します。御殿の中には冷暖房やトイレがないので、入る前にトイレを済ませておきましょう。
- 本丸御殿の中はフラッシュ撮影が禁止で、壁や襖に触れることもできません。
- 本丸御殿の見学は名古屋城の入場券に含まれています。
出典
- 名古屋城公式ウェブサイト
- 本丸御殿 | 観覧ガイド | 名古屋城公式ウェブサイト
- 天守閣整備事業の進捗情報 | 名古屋城公式ウェブサイト
- 天守閣整備事業の概要 | 名古屋城公式ウェブサイト
- 名古屋城の歴史 | 名古屋城公式ウェブサイト
- 名古屋城天守の木造復元計画が再始動(メ〜テレ, 2026年2月11日)
- 名古屋城 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。