モネの池
Monet's Pond
澄んだ湧き水に睡蓮が浮かび、色とりどりの鯉が泳ぐ小さな池。モネの名画「睡蓮」のようだとSNSで広まった、岐阜の山あいの隠れた名所です。
名前のない池が「モネの池」になるまで
モネの池は、岐阜県関市の板取(いたどり)地区にある根道神社(ねみちじんじゃ)の参道わきの池です。1980年ごろに田んぼの水をためる農業用のため池として造られたもので、正式な名前はありません。関市の観光サイトでも「名もなき池」と紹介されています。
1999年ごろ、近くの「フラワーパーク板取」の関係者が雑草を取り除き、睡蓮(すいれん)やコウホネ(黄色い花をつける水草)を植えました。泳いでいる鯉は、家で飼えなくなった地元の人たちが放したものです。2015年ごろにブログやTwitter、Instagramで写真が広まり、新聞やテレビにも取り上げられて、一気に全国、そして海外から人が訪れる場所になりました。
水の透明度と季節ごとの表情
池の水は、近くの高賀山(こうかさん)から湧き出る水です。山の岩石に栄養分が少ないため水中の微生物が増えにくく、底まで見通せる透明な水が保たれています。この水の上に睡蓮の葉と花が浮かび、その間を鯉が泳ぐ姿が、クロード・モネの連作「睡蓮」を思わせます。
春から秋は睡蓮と澄んだ水、秋は紅葉が楽しめます。湧き水のため冬も凍らず、寒い時期にも睡蓮が見られることがあると岐阜県の観光サイトは紹介しています。池のまわりの遊歩道は、2024年までに車いすでも通れる木道に整えられました。
行き方と訪れる時間
公共交通機関の場合は、JR岐阜駅から路線バス(岐阜板取線)で「ほらどキウイプラザ」へ行き、板取地区のバスに乗り換えて「モネの池前」で降ります。バス停から池までは150mほどです。バスの時刻は出かける前に確認してください。
車の場合、カーナビで「モネの池」がうまく出ないことがあるため、関市は近くの「フラワーパーク板取」を目的地にするよう案内しています。駐車場があり、見学は無料です。
関市と岐阜県の観光サイトによると、光の具合がよく水の色がいちばんきれいに見えるのは午前9時〜11時ごろです。
ヒント
- 大雨のあとや増水したときは、土や落ち葉が舞って水が濁ることがあります。雨が続いた直後は避け、晴れた日の午前中に行くのがおすすめです。
- 池は根道神社の境内にある地域の池で、観光地として造られたものではありません。参道や神社では静かに過ごしましょう。
- 池のそばには、鯉にお菓子などのエサを与えないよう呼びかける看板があります。水が汚れる原因になるので、エサやりはやめましょう。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。