鬼押出し園
Onioshidashi Park
1783年の浅間山の大噴火で流れ出た溶岩が、黒い岩の原野となって広がる群馬県嬬恋村の景勝地。浅間山を正面に望みながら、溶岩の間の遊歩道を歩けます。
天明の大噴火が生んだ溶岩の原野
鬼押出し園(おにおしだしえん)は、群馬県嬬恋村(つまごいむら)、浅間山の北のふもとにある観光施設で、上信越高原国立公園の中にあります。
1783年(天明3年)、浅間山は大噴火を起こしました。この噴火の最後に流れ出た溶岩が「鬼押出し溶岩」で、山頂から北へ約5.5km、幅800〜2,000mにわたって流れ下り、冷えて固まりました。ごつごつした黒い岩が一面に積み重なる景色は、このときに生まれたものです。
「鬼が岩を押し出した」という名前
名前は、噴火を目の当たりにした人々が「火口で鬼が暴れて岩を押し出した」と感じたことに由来するといわれます。
この噴火では、山のふもとの鎌原村(かんばらむら)が土石なだれにのみこまれ、477人が亡くなりました。村の観音堂にいた93人が助かったと伝えられています。園内には、東京・上野の寛永寺の別院として1958年に建てられた「浅間山観音堂」があり、噴火の犠牲者を弔っています。
溶岩の間を歩く
園内には散策コースが整備されていて、溶岩の岩の間を歩きながら見どころを回れます。岩の割れ目に根を張って育った樹齢100年あまりの「石割りの松」や、ヒカリゴケの群生も見られます。
5月ごろからは、溶岩の間にさまざまな高山植物が花を咲かせます。所要時間の目安は30〜60分ほどです。
行き方
北陸新幹線の軽井沢駅からバスで約40分です。万座・鹿沢口駅からもバスがあります。車の場合は、碓氷軽井沢ICから約45分、小諸ICから約50分です。
一年を通して営業していますが、季節によって営業期間や時間が変わったり、休業したりすることがあります。出かける前に公式サイトで確認してください。
ヒント
- 溶岩の道は足元がごつごつしているので、歩きやすい靴で出かけましょう。車いすとベビーカーの無料貸し出しもあります。
- 犬を連れて入れるドッグランがあります。
- 園内では、鬼の貯金箱に絵付けをする体験もできます。
- 建物の2階には展望レストランがあり、食事をしながら溶岩の原野を眺められます。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。