地獄谷野猿公苑
Jigokudani Monkey Park
雪深い山の谷で、野生のニホンザルが温泉につかる、世界でも珍しい場所。「スノーモンキー」の名で海外からも多くの人が訪れます。
温泉に入るサルたち
地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)は、長野県山ノ内町、志賀高原のふもとの標高約850mの谷にあります。1964年に開苑し、野生のニホンザル(日本にすむサル)を自然のままの環境で観察できる場所です。谷には地獄谷温泉があり、100℃近い湯を噴き上げる噴泉も見られます。
有名なのは、サルが温泉に入る姿です。1963年ごろ、1匹の子ザルが近くの旅館の露天風呂に入ったのが始まりで、ほかのサルもまねをするようになりました。その後、衛生面を考えてサル専用の温泉が作られました。
サルが温泉に入るのは主に12月から3月ごろの寒い時期です。暖かい季節は湯に入らないこともあります。
「スノーモンキー」が世界に知られるまで
1970年代にアメリカの写真誌『LIFE』の表紙を飾ったことで、温泉につかるサルは世界に知られるようになりました。1998年の長野オリンピックで海外メディアが取り上げてからは、外国人の訪問者がさらに増えています。
このあたりは一年の約3分の1が雪に覆われます。雪景色の中、サルが湯につかる冬の光景が特に知られています。
野生のサルとの付き合い方
ここのサルは檻の中の動物ではなく、野生のサルです。山から下りてくる時間や数は季節や日によって変わり、公式サイトでは来苑の予想やライブカメラの映像を公開しています。
サルに餌をあげたり、さわったりすることは禁止されています。サルの自然な行動を守るためのルールなので、必ず守りましょう。
行き方:最後は山道を歩いて
長野駅から長野電鉄の特急で湯田中駅まで約40分、そこからバスで約15分の「スノーモンキーパーク」バス停へ。長野駅から志賀高原方面の急行バスで直接向かうこともできます。バス停から公苑までは、さらに歩いて約35分です。
上林温泉から公苑までは「遊歩道」と呼ばれる約2kmの山道で、歩いて約30分。ほぼ平らですが、坂や階段、舗装されていないでこぼこの道があり、車いすやベビーカーは使えません。車の場合は上林温泉の無料駐車場を使うのが基本です。渋温泉側からの細い林道は冬は通行止めになります。
営業時間や料金は変わることがあり、2026年には料金改定とオンラインのチケット販売が案内されています。出かける前に公式サイトで確認してください。
ヒント
- 冬の山道は踏み固められた雪や氷で滑りやすくなります。長靴に、できれば靴用の滑り止めをつけ、手袋や帽子など防寒の準備もして行きましょう。
- 公苑までは往復で約1時間歩きます。帰りのバスの時間から逆算して出発しましょう。
- サルの数や来る時間は日によって違います。公式サイトのライブカメラで、出かける前に様子を見ておくと安心です。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。