姫路城
Himeji Castle
白い漆喰の壁から「白鷺城(しらさぎじょう)」と呼ばれる、日本で初めての世界遺産の城。江戸時代初めの天守が今も残り、最上階まで自分の足で上れます。
400年以上前の姿を残す「白鷺城」
姫路城は兵庫県姫路市にある城です。今の広い城の形をつくったのは、江戸時代の初め、1601年から1609年にかけて大規模な工事を行った池田輝政(いけだ てるまさ)です。それ以前にも、黒田家や豊臣秀吉がこの地の城に手を加えてきました。
姫路城は1945年の空襲でも焼け残り、江戸時代から続く天守(てんしゅ:城の中心となる高い建物)が今も残っています。JNTO(日本政府観光局)は、当時のまま残る日本の12の城のひとつとして紹介しています。大天守など8棟が国宝に指定され、1993年12月には法隆寺とともに日本で最初の世界遺産になりました。
白い漆喰(しっくい)で塗られた壁の姿から、白鷺(しらさぎ:白いサギという鳥)にたとえて「白鷺城」とも呼ばれています。
迷路のような道と、6階建ての大天守
有料エリアに入ると、細く曲がりくねった道と門が続きます。敵がまっすぐ天守にたどり着けないようにした、守りのための造りです。
大天守は外から見ると5重ですが、中は地上6階と地下1階。大天守は3つの小天守と渡櫓(わたりやぐら:建物どうしをつなぐ廊下のような櫓)で結ばれた「連立式」という形になっています。上の階に行くほど部屋が小さくなり、最上階には小さな神社があります。窓からは城と姫路の街を見渡せます。
西の丸(にしのまる)は、徳川家ゆかりの千姫(せんひめ)が暮らしたことで知られる一角です。ここからは大天守をよい角度で眺められます。
2026年の入城料改定と保存修理工事
2026年3月1日から入城料が改定され、姫路市民とそれ以外の人で料金が分かれました。観光で訪れる人は市民以外の料金になります。18歳未満は無料です。姫路城と好古園(こうこえん:隣接する日本庭園)の共通券もあります。金額は公式サイトで確認してください。
2026年7月上旬から2027年7月下旬まで、大天守のまわりの「二の櫓(にのやぐら)」や「水の一門」「水の二門」などで保存修理工事が行われています。足場が組まれているため、一部の見学ルートが狭くなり、大天守の眺めや夜のライトアップにも影響が出ると公式サイトが案内しています。
行き方と見学のめやす
JR姫路駅の北口から、大手前通りをまっすぐ北へ約1km。歩いて15〜20分ほど、バスなら5分ほどです。
JNTOによると、大天守と内側のエリアをひと通り見るには1〜2時間ほど見ておくとよいそうです。城のまわりには1,000本を超える桜があり、春は大変混み合います。
ヒント
- 桜の季節は大天守に入るまでに時間がかかることがあります。混雑を避けたいなら、桜の時期以外がおすすめです。
- 有料エリアにペットは入れません(盲導犬などは除く)。また、姫路城の上空ではドローンの飛行が禁止されています。
- 外側の公園部分(三の丸広場など)は無料で歩けます。有料エリアに入らなくても、城の全体をじっくり眺められます。
出典
- 姫路城公式サイト
- 3月1日以降の姫路城縦覧料等について | 姫路城公式サイト
- 姫路城保存修理工事について | 姫路城公式サイト
- Himeji Castle | Travel Japan - Japan National Tourism Organization
- 姫路城 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。