書寫山圓教寺
Mount Shosha Engyo-ji Temple
姫路の書写山の山上に広がる、千年以上の歴史を持つ修行の寺。「西の比叡山」と呼ばれ、崖に張り出した摩尼殿や、森の中に並ぶ大きなお堂が見どころです。
「西の比叡山」と呼ばれる山の寺
書寫山圓教寺(しょしゃざん えんぎょうじ)は、姫路城の北西約6km、海抜371mの書写山の上にあるお寺です。966年に性空上人(しょうくうしょうにん)が開いた天台宗(てんだいしゅう)の修行の場で、京都の比叡山と並ぶ修行の寺として「西の比叡山」とも呼ばれます。
境内は国の史跡に指定されていて、東西に約1kmの細長い山の上に、建物が点在しています。西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ:近畿地方などの33の観音霊場をめぐる巡礼)の第27番札所でもあります。
崖の上の摩尼殿
境内でまず目を引くのが、摩尼殿(まにでん)です。断崖に張り出すように建てられた舞台造りのお堂で、京都の清水寺を思わせる姿をしています。
寺の伝えでは、970年に如意輪堂(にょいりんどう)として建てられたのが始まりで、今の摩尼殿にあたります。
森に囲まれた「三之堂」
摩尼殿の奥へ進むと、大講堂、食堂(じきどう)、常行堂(じょうぎょうどう)という3つの大きなお堂が、コの字形に向かい合う「三之堂(みつのどう)」に出ます。いずれも国の重要文化財で、森の静けさの中に重厚な建物が並ぶ、厳かな空間です。
寺によると、この古い建物と自然が調和した雰囲気が映画監督の目に留まり、トム・クルーズ主演の映画『ラスト サムライ』の撮影にも使われました。境内をひととおりめぐるには、1時間半から2時間ほどかかります。
行き方
JR・山陽電鉄の姫路駅から神姫バスの「書写山ロープウェイ行」に乗り、終点まで約30分。そこから書写山ロープウェイで約4分で山上駅に着きます。
山上駅から摩尼殿までは、参道を歩いて約1km、15〜20分です。入山の際に志納金(しのうきん:入山料にあたるお金)を納めます。志納所の前から摩尼殿の下までは、別料金のマイクロバスも走っています。
ヒント
- 書写山ロープウェイは、駅舎などの大規模改修工事のため、2027年2月から10月末まで運休する予定です。この期間は登山道を歩いて登ることになり(寺までおよそ45分〜1時間)、行き方が大きく変わります。訪問を予定している人は、姫路市や書写山ロープウェイの最新情報を確認してください。
- ロープウェイは強風や台風の接近などで運休することがあります。天気が荒れそうな日は、出かける前に運行情報を確認しましょう。
- カーナビでは「圓教寺」「円教寺」で検索できないため、寺は山麓にある「書写の里美術工芸館」を目的地にするよう案内しています。ロープウェイ山麓駅の横に無料駐車場があります。
出典
- 天台宗別格本山 西国二十七番札所 書寫山圓教寺 (新しいタブで開きます)
- 縁起|書寫山圓教寺 (新しいタブで開きます)
- 花山法皇と性空上人|書寫山圓教寺 (新しいタブで開きます)
- アクセス|書寫山圓教寺 (新しいタブで開きます)
- 書寫山圓教寺|姫路観光なび (新しいタブで開きます)
- 書寫山圓教寺|HYOGO!ナビ(兵庫県公式観光サイト) (新しいタブで開きます)
- 姫路市「書写山ロープウェイ」が大規模リニューアル|Kiss PRESS (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。