平等院
Byodo-in Temple
10円玉に描かれた鳳凰堂で知られる、宇治の世界遺産のお寺。池に映る平安時代のお堂は、貴族たちが思い描いた極楽浄土の姿そのものです。
貴族の別荘から生まれた極楽の風景
平等院は、京都府宇治市にあるお寺で、ユネスコの世界遺産に登録されています。もとは貴族の別荘でしたが、1052年に藤原頼通(ふじわらのよりみち)がお寺に改め、翌1053年に今の鳳凰堂(ほうおうどう)が建てられました。
平等院は、阿弥陀如来(あみだにょらい)の住む極楽浄土を信じる「浄土教」の世界を、目に見える形で表したお寺です。建物、仏像、庭が一体となって、その世界を今に伝えています。
鳳凰堂と阿弥陀如来
鳳凰堂は、翼を広げた鳳凰(ほうおう:中国の伝説の鳥)のように見える姿で知られています。日本の10円硬貨に描かれているのもこのお堂です。
堂内には、平安時代の仏師・定朝(じょうちょう)が作った阿弥陀如来坐像が安置され、その周りを雲に乗った菩薩たち「雲中供養菩薩(うんちゅうくようぼさつ)」52体が飾っています。
ミュージアム鳳翔館と庭園
境内の「ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)」は2001年に開館した博物館で、国宝の梵鐘(ぼんしょう:お寺の釣り鐘)、雲中供養菩薩像26体、鳳凰1対を収蔵・展示しています。庭の景色を損なわないよう、建物の大半が地下にあります。庭園と鳳翔館をめぐるのに、およそ1時間が目安です。
庭園だけの拝観料はなく、入場券で庭園と鳳翔館の両方に入れます。鳳凰堂の内部拝観は、これとは別の受付です。
行き方
JR奈良線の宇治駅、京阪宇治線の宇治駅から、どちらも歩いて約10分です。京都駅からはJR奈良線で宇治駅へ向かえます。
拝観時間や料金は変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 鳳凰堂の内部拝観は定員制で、当日に現地で申し込む先着順です。2026年10月16日からは1回の定員が50人から35人に減るため、春と秋の混む時期は待ち時間が長くなりそうです。内部拝観の券を先に確保し、待ち時間に庭園や鳳翔館をめぐりましょう(内部拝観を終えた後の再入場はできません)。
- 夜間特別拝観(ライトアップ)は、2026年秋は行われません。再開の時期は未定です。
- 観音堂は2024年から保存修理工事中で、周りの一部が柵で囲まれています。工事の音やにおいが出ることもあります。
出典
- 世界遺産 平等院 公式サイト (新しいタブで開きます)
- Byodoin Temple (English) (新しいタブで開きます)
- 拝観案内|世界遺産 平等院 (新しいタブで開きます)
- 鳳翔館|世界遺産 平等院 (新しいタブで開きます)
- 【重要】2026年10月16日(金)以降の鳳凰堂内部拝観 定員数の変更について|平等院 (新しいタブで開きます)
- 平等院 夜間特別拝観の休止について|平等院 (新しいタブで開きます)
- 令和6年度 観音堂保存修理工事について|平等院 (新しいタブで開きます)
- 平等院|京都観光Navi(京都市公式) (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。