二見興玉神社
Futami Okitama Shrine
しめ縄で結ばれた2つの岩「夫婦岩」が海に並ぶ伊勢・二見浦の神社。昔の人が伊勢神宮に参る前に身を清めた、お伊勢参りの出発点です。
夫婦岩は海の中の「鳥居」
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)は、三重県伊勢市の二見浦(ふたみがうら)の海辺にある神社です。祀られているのは、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)で、開運や家内安全、交通安全のご利益があるとされています。
境内の目の前の海に並ぶ大小2つの岩が「夫婦岩(めおといわ)」です。岩と岩は太いしめ縄(神聖な場所を示す縄)で結ばれています。夫婦岩は、沖合約700mの海中に鎮まる神聖な岩「興玉神石(おきたましんせき)」と、昇る太陽を拝むための鳥居の役目をしていると伝えられています。
お伊勢参りの前に身を清める場所
かつて伊勢神宮へ参拝する人たちは、まずこの二見浦の海水を浴びて身を清めてから向かいました。これを「浜参宮(はまさんぐう)」といいます。今は海に入る代わりに、神社でお祓い(おはらい、身を清める儀式)を受けることで浜参宮とします。
境内には、たくさんのカエルの像が奉納されています。カエルは神様のお使いとされ、「無事にかえる」「お金がかえる」という語呂合わせから縁起物として親しまれています。
日の出の季節と大注連縄
夫婦岩の間から朝日が昇るのが見られるのは、5月から7月ごろです。年末年始の日の出は、岩の間からは見られません。夏至(6月21日か22日)の早朝には「夏至祭」が行われ、夫婦岩の間からの日の出を拝みます。
夫婦岩を結ぶ大注連縄は、長さ35m・重さ40kg・太さ10cmの縄が5本。毎年5月5日、9月5日、12月中旬ごろの土日の年3回、地元の人たちの手で張り替えられます。木遣り唄(きやりうた、力仕事の掛け声の歌)が響く中で行われる神事です。
行き方
JR二見浦駅から歩いて約15分です。神社は「お伊勢参りは二見から」と、伊勢神宮に参る前に立ち寄る場所として案内しています。
ヒント
- 岩の間から昇る朝日を見たいなら、5月〜7月の早朝に行きましょう。年末年始は岩の間から日が昇らないので注意してください。
- しめ縄の張り替え神事は午前10時ごろから行われます。日程が合えば見学してみてください。
- 境内のカエルの像を探しながら歩くのも楽しみのひとつです。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。