皇大神宮(伊勢神宮 内宮)
Ise Jingu Naiku (Inner Shrine)
日本人の「心のふるさと」とも呼ばれる、太陽の女神・天照大御神をまつる伊勢神宮の内宮。五十鈴川を渡り、深い森の参道を歩いて正宮へ向かいます。
天照大御神をまつる、約2000年の聖地
伊勢神宮は、三重県伊勢市にある神社で、正式な名前は「神宮」です。内宮(ないくう)と外宮(げくう)を中心に、125の宮社からなります。内宮の正式名称が「皇大神宮(こうたいじんぐう)」です。
内宮にまつられているのは、皇室の祖先とされ、日本人全体の守り神とも仰がれる太陽の女神・天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。言い伝えでは、倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大御神をまつるのにふさわしい場所を探して各地を巡り、五十鈴川(いすずがわ)のほとりに定めたとされます。それから約2000年、この地でまつられてきました。
伊勢神宮には年間700万人を超える人が参拝に訪れます。
宇治橋から正宮へ
内宮の入口は、五十鈴川にかかる木の橋「宇治橋(うじばし)」です。橋を渡ると、白い玉砂利を敷き詰めた参道が森の中へと続きます。
参道の途中には、五十鈴川の水辺で手や口を清められる「御手洗場(みたらし)」があります。
参道の先にある正宮(しょうぐう)は、「唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)」と呼ばれる、伊勢神宮だけの古い建築様式で建てられています。正宮は4重の垣根に囲まれ、一般の参拝者がお参りできるのはいちばん外側の門の前までです。石段から上の正宮では写真撮影が禁止されています。正宮のほかに、天照大御神の荒御魂(あらみたま、神様の活発な側面)をまつる別宮「荒祭宮(あらまつりのみや)」などもあります。
20年に一度の式年遷宮が進行中
伊勢神宮では、20年に一度、正宮をはじめとする建物をすべて新しく建て替え、神様に新しい宮へ移っていただく「式年遷宮(しきねんせんぐう)」を行っています。最初の遷宮は690年とされ、次の第63回の中心となる儀式は2033年秋の予定です。
関連するお祭りは2025年から始まり、2026年4月には御用材(建て替えに使う木)を運び入れる行事が行われました。宇治橋も遷宮にあわせて架け替えられ、2029年11月に新しい橋の渡り始めの式が予定されています。
遷宮の期間中は、新しい宮と古い宮が隣り合って並ぶ、20年に一度しか見られない光景が生まれます。
行き方と参拝の順番
近鉄・JRの伊勢市駅、または近鉄の宇治山田駅からバスで内宮前へ向かえます。昔からの習わしでは、外宮を先に参拝し、そのあとで内宮へお参りするのが正式な順番とされています。
参拝できる時間は季節によって変わります。公式サイトで確認してください。
ヒント
- 内宮の宇治橋前から続く門前町「おはらい町」と「おかげ横丁」には飲食店やおみやげ店が並び、参拝の前後に立ち寄れます。
- 正宮の石段から上は撮影禁止です。カメラやスマートフォンはしまってお参りしましょう。
出典
- 神宮について|伊勢神宮(公式)
- 内宮(皇大神宮)|伊勢神宮(公式)
- ご参拝・ご祈祷|伊勢神宮(公式)
- 第63回神宮式年遷宮|伊勢神宮(公式)
- 遷宮予定年表|第63回神宮式年遷宮|伊勢神宮(公式)
- 皇大神宮 - Wikipedia
- 伊勢神宮内宮前 おかげ横丁(公式)
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。