秋保大滝
Akiu Great Falls
仙台市西部の秋保(あきう)の山あいで、名取川が高さ55mの崖を一気に落ちる滝。上の滝見台から全体を眺め、遊歩道で滝つぼまで下りれば水しぶきを肌で感じられます。
名取川が落ちる高さ55mの滝
秋保大滝(あきうおおたき)は、仙台市の西部、秋保地区を流れる名取川にかかる滝です。高さは約55m、幅は約6mで、豊かな水量の川が崖にぶつかって一気に流れ落ちます。1942年に国の名勝に指定され、「日本の滝百選」にも選ばれています。仙台市の観光サイトでは、栃木県の華厳の滝、和歌山県の那智の滝とあわせて「日本三名瀑」のひとつに数えられています。
仙台市の文化財の資料では、両岸を揺るがすような音や、しぶきが霧になって虹をつくる様子が、東北でも珍しい景観として紹介されています。
不動尊と滝の信仰
滝のすぐそばには「秋保大滝不動尊(大滝不動堂)」があります。正式な名前は滝本山西光寺(たきもとさん さいこうじ)で、山形県の山寺(立石寺)の奥の院とされています。秋保大滝は、不動明王(ふどうみょうおう、密教の仏)を祀る霊場として、古くから信仰を集めてきました。
滝見台と滝つぼ、隣の植物園
滝を眺める場所は二つあります。ひとつは滝の上の方から全体を見渡せる「滝見台」。もうひとつは、不動滝橋の脇から林の中の遊歩道を5〜10分ほど下りた滝つぼです。滝つぼのまわりはしぶきが霧のように漂い、見上げる滝の迫力を間近に感じられます。
滝のすぐ西には「仙台市秋保大滝植物園」があり、自然の林の中で約800種の植物を見られます。園内の遊歩道からは、もうひとつの滝「すだれ滝」も見えます。
紅葉は10月中旬から11月上旬が見ごろで、多くの人が訪れます。春はつつじやしゃくなげ、冬は凍った滝と、季節ごとに違う姿を見せます。
行き方
仙台駅西口のバスプール8番乗り場から宮城交通のバスで「秋保大滝」まで行けますが、運行は土日祝日のみです。平日は、JR仙山線の愛子(あやし)駅から出ている仙台市営バスを使う方法があります。本数が少ないので、出かける前に時刻表を確認してください。
ヒント
- 滝つぼへの遊歩道は急な所があります。滑りにくい歩きやすい靴で行きましょう。
- 仙台駅からの直通バスは土日祝日だけです。平日に行くなら愛子駅経由のルートを事前に調べておきましょう。
- 滝見台と滝つぼの両方から見ると、同じ滝でも印象がまったく違います。時間に余裕があれば両方へ。
出典
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。