蔵王の御釜
Okama Crater (Zao)
山形と宮城の県境、蔵王連峰の山頂近くにある火口湖。エメラルドグリーンの水面は光の当たり方で色を変え、「五色沼」とも呼ばれます。春から秋だけ訪れられる場所です。
三つの峰に囲まれた火口湖
御釜(おかま)は、山形県と宮城県の県境にまたがる蔵王連峰にある火口湖です。刈田岳(かっただけ)、熊野岳(くまのだけ)、五色岳(ごしきだけ)の三つの峰に囲まれていて、樹氷と並ぶ蔵王のシンボルとされています。湖があるのは宮城県側で、展望台へは山形・宮城どちらからも向かえます。
名前は、形が「釜」(ご飯を炊く丸い鍋)に似ていることから付けられました。1968年の測定では、最大の深さが27.6m、周囲は約1,080mです。
色を変える水面
御釜の水はエメラルドグリーンに見えますが、日差しの強さや見る角度によって深い緑や青などに色を変えます。そのため「五色沼(ごしきぬま)」という別名もあります。
湖の水は強い酸性で、生き物はすめません。蔵王山は今も活動している火山で、気象庁が観測を続けています。
行ける季節と行き方
御釜へ向かう山岳道路「蔵王エコーライン」と、そこから分かれる有料道路「蔵王ハイライン」(全長2.5km)は雪のため冬の間は通行止めになり、例年4月下旬から11月上旬までしか通れません。春と秋の一部の時期は夜間も通行止めになります。
ハイラインの終点には県営の蔵王山頂レストハウスと大きな駐車場があり、そこから段差の少ない道を2〜3分歩くと御釜の展望台です。レストハウスには売店やレストランがあります。
車の場合、山形市からエコーラインとハイラインを通って約1時間です。シーズン中は山形駅や、宮城県側の白石蔵王駅からの路線バスもありますが、本数がとても少ないので事前に時刻を確認してください。山形県側の蔵王温泉から蔵王ロープウェイで上がり、山頂駅から歩いて向かう登山ルートもあります。
ヒント
- 山の上は夏でも気温が低く、風が強いことがあります。上着を1枚持っていき、歩きやすい靴で出かけましょう。
- 霧が出ると御釜がまったく見えないことがあります。みやぎ蔵王えぼしリゾートのサイトの「今日のお釜」で当日の見え具合を確認してから向かうと安心です。
- 気象庁によると、御釜のある馬の背カルデラの一部では火山ガスの噴出が見られます。立ち入り禁止の場所には入らず、異常に気づいたらすぐに離れてください。出かける前に気象庁の火山情報も確認しておきましょう。
- 紅葉は9月下旬から10月が見ごろです。11月上旬には冬期通行止めが始まるので、秋に行くなら早めの計画がおすすめです。
出典
- 蔵王・御釜|蔵王町観光物産協会
- 蔵王ハイライン|蔵王町観光物産協会
- Okama Crater|JNTO Travel Japan
- Okama Crater Lake (Zao)|Visit Yamagata
- 今日のお釜|みやぎ蔵王えぼしリゾート
- 蔵王山の活動状況|気象庁
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。