瑞鳳殿
Zuihoden
仙台の礎を築いた戦国武将・伊達政宗が眠る霊屋(おたまや)。杉木立の石段を上ると、金や極彩色で飾られた桃山様式の建物が現れます。
伊達政宗のための霊屋
瑞鳳殿は、仙台藩をひらいた伊達政宗の霊屋(おたまや=亡くなった人をまつる建物)です。政宗は1636年に70歳で亡くなり、その翌年、仙台市青葉区の経ケ峯(きょうがみね)にこの霊屋が建てられました。広瀬川をはさんで、仙台城の方角と向き合う場所です。
建物は1931年に国宝に指定されましたが、1945年の戦災で焼けてしまいました。今の瑞鳳殿は1979年に再建されたもので、2001年には仙台開府400年を記念した大規模な改修も行われています。
極彩色の建築と三代の藩主
瑞鳳殿は、華やかな桃山文化の流れをくむ建築です。極彩色(ごくさいしき=鮮やかな色をふんだんに使った彩色)の彫刻や飾りがほどこされ、霊獣や牡丹などの装飾も当時の姿をもとに復元されています。
同じ境内には、2代藩主・忠宗の感仙殿(かんせんでん)と、3代藩主・綱宗の善応殿(ぜんのうでん)もあり、どちらも1985年に再建されました。三つの霊屋をまとめて見て回れます。
再建に先立つ1974年の発掘調査では、政宗の遺骨や副葬品が見つかりました。遺骨の調査から、身長が159.4cmだったことなどが分かっています。境内の資料館では、発掘の成果や、遺骨をもとに復元した三代の藩主の顔の像などが展示されています。
行き方と過ごし方
仙台駅西口のバスプールから、観光用の循環バス「るーぷる仙台」に乗り、「瑞鳳殿前」で降ります。仙台駅から15分ほどで、バス停からは歩いて数分です。タクシーなら仙台駅から約10分です。
参道には古い杉の木が立ち並び、石畳の坂と石段が続きます。見学時間の目安は30分〜1時間ほどです。秋には紅葉とライトアップのイベントが開かれることがあります。開館時間と料金は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 参道は石畳と石段が続きます。歩きやすい靴で行きましょう。
- 12月31日は全館休館、1月1日は瑞鳳殿のみの公開です。年末年始に行くなら公式サイトで確認を。
- 時期によっては特別公開や企画展が行われます。訪れる前に公式サイトのイベント情報を見ておくと楽しみが増えます。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。