祐徳稲荷神社
Yutoku Inari Shrine
山の斜面に組まれた高い舞台の上に、朱塗りの本殿が立つ佐賀県鹿島市の神社。日本三大稲荷のひとつに数えられ、色鮮やかな社殿から「鎮西日光」とも呼ばれています。
日本三大稲荷のひとつ
祐徳稲荷神社(ゆうとくいなりじんじゃ)は、佐賀県鹿島市にある神社です。まつられている稲荷大神(いなりおおかみ)は、衣食住を守る神様として日本各地の稲荷神社で信仰されています。
神社の始まりは1687年。鹿島藩主の鍋島家に嫁いだ萬子媛(まんこひめ)が、京都の朝廷ゆかりの稲荷大神の分霊(ぶんれい:神様の御霊を分けたもの)を迎えてまつったのが起こりとされています。
今では日本三大稲荷のひとつに数えられ、年間約300万人が商売繁盛や家運繁栄、交通安全などを願って訪れます。
舞台の上の本殿と「鎮西日光」
本殿は、山の斜面に木を組んで造った高い舞台の上に建っていて、下から見上げると朱色の社殿が山にせり出しているように見えます。前の本殿は1949年に火事で焼け、1957年に再建されました。
本殿をはじめとする社殿は漆塗りで色鮮やかに彩られ、その華やかさから「鎮西日光(ちんぜいにっこう)」とも呼ばれています。「鎮西」は九州のこと、「日光」は栃木県の日光東照宮のことで、「九州の日光」という意味です。
本殿のある高いところまでは石段が続きますが、階段が難しい人のためにエレベーターもあります。
奥の院、庭園、博物館
本殿よりさらに山の上には「奥の院(おくのいん)」があり、朱色の鳥居が続く山道の参道を登って行きます。
境内には日本庭園や、鎧や刀、地域の工芸品などを展示する祐徳博物館もあります。季節ごとの花の見ごろは、公式サイトの「四季の花暦」で紹介されています。
行き方
最寄り駅はJR長崎本線の肥前鹿島(ひぜんかしま)駅です。博多駅から特急で約1時間、佐賀駅からは特急で約20分。駅から神社まではバスかタクシーで約10分です。
車の場合は、長崎自動車道の武雄北方ICまたは嬉野ICから30〜40分ほどです。
ヒント
- 2026年9月27日、大雨による倒木や鳥居・手すりの破損のため、奥の院へ向かう参道が当面のあいだ通行止めになりました。本殿や命婦社(みょうぶしゃ)へのお参りはふだんどおりできます。行く前に公式サイトのお知らせで再開の状況を確認してください。
- 奥の院の参道は山道です。通れるようになってから登る場合は、歩きやすい靴で行きましょう。
- 石段がつらい人は、本殿の近くまで上がれるエレベーターを利用できます。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。