越中五箇山相倉集落
Ainokura Gassho-style Village (Gokayama)
山あいに20棟の合掌造りの家が残る、白川郷と並ぶ世界遺産の集落。今も人が暮らす静かな村で、雪に包まれる冬や、夜のライトアップの日は特に幻想的です。
今も人が暮らす世界遺産の村
相倉(あいのくら)は、富山県南砺市(なんとし)の五箇山(ごかやま)地方にある集落です。1995年、岐阜県の白川郷、同じ五箇山にあるもう一つの集落とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界文化遺産に登録されました。
集落には、およそ100〜350年前に建てられた合掌造り(がっしょうづくり)の家が20棟残っています。観光のためだけの場所ではなく、今も人々が生活している村であることが大きな特徴です。
合掌造りとは
合掌造りは、茅葺き(かやぶき:ススキなどの草で屋根をふくこと)の急な三角屋根を持つ民家です。国内でもこの周辺でしか見られない、とても珍しい家の形です。
五箇山は雪の多い山里で、急な屋根は重い雪を落とすための工夫です。屋根裏の広い空間は、かつて蚕(かいこ)を育てる養蚕に使われていました。けわしい山に囲まれたこの地方では、養蚕のほか、和紙づくりや、火薬の原料となる塩硝(えんしょう)づくりが暮らしを支えてきました。
集落の中には、五箇山に一つだけ残る合掌造りの原型「原始合掌」や、茅葺き屋根のお寺もあります。
見学と体験
合掌造りの家を使った「相倉民俗館」では集落の昔の暮らしの様子を、「相倉伝統産業館」では和紙などの地域の産業の歴史を知ることができます。「和紙漉き体験館」では、実際に和紙づくりを体験できます。集落の中には、お土産の店や食事処、泊まれる民宿もあります。
ライトアップは年に数回行われ、2026年は9月12・13日に行われました。2027年2月20・21日には雪の集落のライトアップが予定されています。そのほか、家々の窓明かりを眺める「窓灯り鑑賞日」も設けられています(2026年10月7日・14日、2027年1月13日・27日)。
行き方
JR城端線の城端(じょうはな)駅から「世界遺産バス」で約25分、または高岡駅前から約1時間15分で「相倉口」バス停に着き、そこから歩いて約5分です。車なら東海北陸自動車道の五箇山インターチェンジから約20分で、駐車場の料金は集落を守るための「保存協力金」として使われます。
ヒント
- 集落の家々は人が住んでいる家です。敷地や家の中に勝手に入らないようにしましょう。
- ライトアップなどの特別な日を除き、集落内の観光は17時までです(民宿に泊まる人は除く)。
- 冬は雪に覆われた景色が見どころですが、雪が深い地域なので、滑りにくい靴と防寒の準備をして出かけましょう。
- ライトアップや窓灯り鑑賞日の日程は変わることがあるので、五箇山の公式観光サイトで確認してください。
出典
- 世界遺産 五箇山 相倉合掌造り集落|五箇山NANTO観光機構
- 相倉合掌造り集落|世界遺産五箇山 観光情報サイト
- 2026年「相倉合掌造り集落ライトアップ」年間日程のご案内|世界遺産五箇山 観光情報サイト
- 五箇山 - Wikipedia
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。