ひがし茶屋街
Higashi Chaya District
江戸時代の終わりから続く、金沢のお茶屋街。木の格子が美しい建物が石畳の通りに並び、お茶屋の建物の見学や、町家のカフェでのひと休みを楽しめます。
1820年に生まれたお茶屋の町
ひがし茶屋街は、金沢市の浅野川の東側にある古い町並みです。「お茶屋」とは、芸妓(げいぎ、歌や踊りでお客をもてなす女性)を呼んで宴を楽しむ店のことです。1820年(文政3年)、犀川(さいがわ)の西側の「にし」とともに、お茶屋街として正式に認められたのが始まりです。
江戸時代の終わりから明治時代の初めごろの町並みがよく残っていて、2001年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選ばれました。お茶屋街としては、京都の祇園と並ぶ貴重な例とされています。
格子と座敷の「茶屋様式」
通りに並ぶ建物は「茶屋様式」と呼ばれる造りです。1階の正面には細かな木の格子がはめ込まれ、2階はお客をもてなす座敷として、高さをとって造られています。
晴れた昼間の石畳もきれいですが、金沢市の観光協会は、夕暮れどきには昼とはまた違った雰囲気を感じられると紹介しています。
お茶屋の中に入ってみる
「志摩(しま)」は、昔のお茶屋の建物が残る施設で、国の重要文化財に指定されています。中では昔のお茶屋の造りや、三味線などの道具を見学でき、庭を眺めながら抹茶をいただけます。
「懐華樓(かいかろう)」は、金沢で最大級のお茶屋の建物で、金箔を織り込んだ畳の部屋や、輪島塗(わじまぬり、石川県輪島の漆器)の階段、加賀友禅(かがゆうぜん、金沢の伝統的な染め物)などが見られます。
通りには、和菓子や工芸品、金箔を使った商品を扱う店や、町家を使ったカフェが並んでいます。金箔を貼る体験ができる店もあります。
行き方と時間の目安
金沢駅から路線バスや周遊バスに乗り、「橋場町(はしばちょう)」で降りて歩いて約5〜6分です。金沢市の観光協会では、見学の目安を約60分としています。各施設の見学時間や料金は、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 昔のお茶屋の中を見てみたいなら、見学できる「志摩」や「懐華樓」に入ってみましょう。
- 昼の散策に加えて、夕方にもう一度通りを歩くと、雰囲気の違いを楽しめます。
- 着物をレンタルして歩いたり、人力車で回ったりする楽しみ方もあります。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。