白川郷
Shirakawa-go
急な茅葺き屋根の「合掌造り」の家が100棟以上残る、岐阜県の山あいの集落。今も人が暮らす世界遺産の村で、四季それぞれに違う表情を見せます。
雪国が生んだ「合掌造り」
白川郷は岐阜県北西部、庄川(しょうがわ)の谷あいにある白川村の集落です。中心となる荻町(おぎまち)地区には、大小100棟以上の「合掌造り(がっしょうづくり)」の建物が残っています。
合掌造りは、茅(かや)と呼ばれる草で葺いた急な三角屋根の家です。屋根の形が、手のひらを合わせて拝む「合掌」の形に似ていることから、この名前が付きました。冬の積雪は2月には170cmを超え、記録では4.5mに達したこともある豪雪地帯で、急な屋根は重い雪を落とすための工夫です。
「結」の心が守ってきた世界遺産
雪に閉ざされる厳しい暮らしのなかで、村の人々は「結(ゆい)」と呼ばれる助け合いの仕組みを育ててきました。屋根の葺き替えのような大仕事も、住民が力を合わせて行ってきたものです。
村の人々は、合掌造りを「売らない・貸さない・壊さない」という3つの原則を決めて、集落の景観を守ってきました。1995年、富山県の五箇山(ごかやま)とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として世界文化遺産に登録されました。建物だけでなく、住民の助け合いが今も生きていることも評価されています。荻町は今も実際に人が暮らしている生活の場です。
歩いて回る村と展望台
村の中は歩いて回るのが基本で、ひととおり見るには2〜3時間ほどかかります。村の散策は無料ですが、中を見学できる合掌造りの家(国の重要文化財の和田家など)や野外博物館は有料です。
集落全体を見下ろすなら、城山(しろやま)の展望台へ。和田家の近くから展望台へ向かうシャトルバスも出ています。春は4月中旬から5月上旬に桜、秋は10月下旬から11月中旬に紅葉、冬は雪景色と、季節ごとに違う景色が楽しめます。
行き方と冬のライトアップ
高速バスで、高山駅から約50分、金沢駅・富山駅からそれぞれ約1時間20分で「白川郷バスターミナル」に着きます。便によっては予約が必要です。車の場合は村営の「せせらぎ公園駐車場」を利用し、吊り橋を渡って歩いて約2分で集落に入れます。
冬には合掌造りの家々に明かりがともるライトアップが行われます。2027年は1月11日・17日・24日・31日の4日間の予定で、全員が事前予約制です。宿泊、指定駐車場、バスツアーなど決められた方法でしか参加できず、当日券はありません。
ヒント
- 村の中にはゴミ箱がありません。ゴミは買ったお店に返すか、持ち帰りましょう。
- 村の中でのドローンの使用は禁止されています。家々は住民の生活の場なので、敷地に勝手に入らないようにしましょう。
- バスターミナルにはコインロッカーがあり、大きな荷物を預けられます。外貨を円に両替できる機械もあります。
- 車で行くときは、「SHIRAKAWA-Going」というサイトで混雑予想やリアルタイムの渋滞情報を確認できます。
出典
- 【公式】白川郷観光協会
- Briefly about Shirakawa-go | Shirakawa-go Tourist Association
- FAQ (Normal questions) | Shirakawa-go Tourist Association
- Access | Shirakawa-go Tourist Association
- 第41回(2027年)白川郷ライトアップイベントの開催概要について | 白川郷観光協会
- 白川郷 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。