松が岬公園/米沢城址
Matsugasaki Park (Yonezawa Castle Ruins)
上杉家が約270年を過ごした米沢城の跡。水をたたえた堀に囲まれ、上杉謙信をまつる上杉神社や伊達政宗の生誕地の碑が立ち、春は約200本の桜が咲きます。
伊達政宗が生まれ、上杉家が治めた城
松が岬公園(まつがさきこうえん)は、山形県米沢市の米沢城の跡につくられた公園です。米沢城は鎌倉時代の1238年に長井時広が築いたとされ、その後、伊達氏、蒲生氏、上杉氏と、城の主が移り変わりました。
戦国武将・伊達政宗は1567年にこの城で生まれ、豊臣秀吉の命令で岩出山(今の宮城県)に移る24歳まで、若い時代を米沢で過ごしました。関ヶ原の戦いのあとは、上杉謙信の後継ぎである上杉景勝が米沢に入り、明治時代のはじめまで上杉家の本拠地となりました。
天守のない城跡と上杉神社
米沢城には天守(城の中心の高い建物)はなく、石垣よりも堀と土塁(土を盛った壁)で守る城でした。今も水をたたえた堀が残り、城の姿をしのぶことができます。
本丸の跡には、上杉謙信をまつる上杉神社が建っています。神社の宝物館「稽照殿(けいしょうでん)」では、上杉家に伝わる刀や甲冑などを見ることができます。稽照殿は整備のための休館を経て、2026年3月に再開しました。
園内には、「為せば成る」の言葉で知られる米沢藩主・上杉鷹山(ようざん)をまつる松岬神社もあります。上杉神社の参道のそばには「伊達政宗公生誕之地」の碑が立ち、その近くには上杉謙信の像があります。
桜と季節の祭り
堀のまわりには約200本の桜があり、4月中旬から下旬に見ごろを迎えます。水面に映る桜と赤い橋の組み合わせが人気です。10月から11月には、同じ桜の木が紅葉します。
春には「米沢上杉まつり」、2月には「上杉雪灯篭(ゆきどうろう)まつり」が開かれ、夏には花火大会もあります。
行き方
JR米沢駅からバスまたはタクシーで約10分です。市内を回る循環バスを使う場合は「上杉神社前」で降ります。公園の散策は自由で、駐車場もあります。稽照殿の開館時間と料金は上杉神社の公式サイトで確認してください。
ヒント
- 園内の上杉神社と松岬神社、隣接する上杉博物館をあわせて回ると、米沢と上杉家の歴史がよくわかります。
- 伊達政宗の生まれた城については、別の場所(舘山城)だったとする米沢市の調査もあります。碑はあくまで伝承の地を示すものとして見てください。
出典
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。