熱田神宮
Atsuta Jingu
三種の神器のひとつ「草薙神剣」をまつり、伊勢神宮に次ぐ格式とされてきた名古屋の神社。街の真ん中に広がる森の中に、約1900年の歴史が息づいています。
草薙神剣をまつる神社
熱田神宮は、名古屋市熱田区にある神社で、地元では「熱田さん」と呼ばれ親しまれています。今から約1900年前、日本神話の英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)の妃である宮簀媛命(みやすひめのみこと)が、草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)をこの地にまつったのが始まりとされます。
草薙神剣は、天皇の位のしるしとして受け継がれてきた「三種の神器(さんしゅのじんぎ)」のひとつです。熱田神宮の主祭神である熱田大神(あつたのおおかみ)は、この剣をよりどころとする天照大神(あまてらすおおみかみ、皇室の祖先とされる太陽の女神)のことです。
古くから朝廷や武家の崇敬を集め、伊勢神宮に次ぐ格式の高い神社とされてきました。年間の参拝者は約700万人にのぼります。
境内の見どころ
本宮は、1893年にそれまでの尾張造(おわりづくり)から、伊勢神宮と同じ神明造(しんめいづくり、切妻屋根のシンプルな古い建築様式)に建て替えられました。
本宮の近くにある「信長塀(のぶながべい)」は、1560年、戦いに勝ったお礼として織田信長が奉納したと伝わる土塀です。日本三大土塀のひとつに数えられています。
ほかにも、弘法大師(空海)が植えたと伝わる樹齢1000年を超える大楠(おおくす)、名古屋最古の石橋といわれる「二十五丁橋(にじゅうごちょうばし)」、日本三大灯籠のひとつ「佐久間灯籠」など、境内には歴史を感じる見どころが点在しています。
刀の展示施設「草薙館」と宝物館
2021年に開館した「剣の宝庫 草薙館(くさなぎかん)」では、熱田神宮に奉納された日本刀などを展示しています。宝物館には6000点を超える奉納品が収められ、そのうち170点あまりが国の指定文化財などになっています。
展示の入れ替えや開館時間は公式サイトで確認してください。
行き方
名鉄名古屋本線「神宮前」駅から歩いて約3分、地下鉄名城線「神宮西」駅から歩いて約7分、JR東海道本線「熱田」駅から歩いて約8分です。
ヒント
- 毎年6月5日には、熱田神宮でもっとも重要なお祭りのひとつ「熱田まつり(例祭)」が行われます。
- 境内の「清水社(しみずしゃ)」は水の神様をまつるお社で、湧き水で目を洗うと目がよくなる、肌を洗うときれいになるという言い伝えがあります。
- 熱田神宮では年間およそ60の祭典が行われています。お祭りの日に合わせて訪れると、ふだんとは違う神社の姿が見られます。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。