青森県立美術館
Aomori Museum of Art
縄文遺跡の発掘現場から着想を得た真っ白な建物に、奈良美智の高さ8.5mの「あおもり犬」やシャガールの巨大な舞台背景画が待つ美術館です。
縄文遺跡のとなりの白い美術館
青森県立美術館は2006年に開館し、2026年に20周年を迎えました。すぐ隣には、縄文時代(日本の先史時代のひとつ)の集落跡、三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)があります。
建物は建築家の青木淳(あおきじゅん)の設計です。遺跡の発掘現場で地面を溝のように掘り込む「トレンチ」に着想を得て、幾何学的に切り込まれた地面の上に、白く塗られたレンガの建物が覆いかぶさるような形になっています。真っ白な展示室と、土の床や壁がむき出しになった展示室が並ぶ、ほかでは見られない空間です。
あおもり犬とシャガールの大作
美術館のシンボルは、青森県弘前市出身の美術家・奈良美智(ならよしとも)による白い犬の立体作品《あおもり犬》です。高さは約8.5m。美術館の西側の屋外に置かれていて、専用の連絡通路を通って間近まで行けます。美術館は奈良美智の作品を170点以上所蔵しています。
敷地の南側には、奈良美智のデザインによる八角形のレンガの建物「八角堂」があり、中に高さ約6mのブロンズ像《Miss Forest/森の子》が置かれています。
館の中心にある「アレコホール」は、縦横21m、高さ19mの4階分の吹き抜けです。ここには、画家マルク・シャガールがバレエ「アレコ」のために描いた巨大な背景画が展示されています。シャガールが第二次世界大戦中、亡命先のアメリカで制作したものです。
行き方と訪れる前に
JR新青森駅から車で約10分、JR青森駅から車で約20分です。バスなら、新青森駅東口からルートバス「ねぶたん号」で約10分、青森駅前からは青森市営バスの三内丸山遺跡行きで約20分、どちらも「県立美術館前」で降ります。
展示替えのための休館期間があり、2026年は9月28日から10月9日まで休館しています。10月31日からは開館20周年記念の企画展が始まります。観覧料は展覧会ごとに違い、開館時間も含めて公式サイトで確認してください。
ヒント
- あおもり犬への連絡通路は、4月下旬から雪が降り始めるころまでの開通です。途中に階段があり、往復で10〜15分ほど歩きます。冬に訪れる場合は公式サイトで確認しましょう。
- カフェ「4匹の猫」からは八角堂を眺められます。りんごを入れて煮込んだカレーなど、青森の食材を使ったメニューがあります。
- 隣の三内丸山遺跡とあわせて回ると、美術館の建物の着想の元になった縄文の世界もよくわかります。
- 18歳以下と高校生は観覧が無料ですが、チケットカウンターで無料チケットを受け取ってから入場します。
出典
- 青森県立美術館(公式)
- 美術館について|青森県立美術館
- 利用案内(開館時間・アクセス・あおもり犬連絡通路)|青森県立美術館
- 大雨に伴う身障者用駐車場の閉鎖 及び あおもり犬連絡通路について|青森県立美術館
- 青森県立美術館|【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。