福島二本松市霞ヶ城公園
Kasumigajo Park (Nihonmatsu Castle Ruins)
福島県二本松市の二本松城跡に広がる公園。春は約2,500本の桜が城山を包み、秋は菊人形と紅葉で彩られます。戊辰戦争で城を守った少年たちの物語も残る場所です。
霞がかかったように桜が覆う城
霞ヶ城公園(かすみがじょうこうえん)は、福島県二本松市にある二本松城の跡を整えた県立公園です。二本松城は、春に城跡全体を霞がかかったように桜が覆う様子から「霞ヶ城」とも呼ばれています。城跡は国の史跡に指定され、「日本100名城」のひとつにも選ばれています。
城は室町時代の1414年に畠山満泰が築いたとされ、その後、伊達氏、蒲生氏、上杉氏などが城を治めました。1643年に二本松藩の初代藩主・丹羽光重が入り、江戸時代の城として整えました。丹羽家は戊辰戦争までこの地を治めました。
戊辰戦争と二本松少年隊
1868年の戊辰戦争(ぼしんせんそう、旧幕府側と新政府軍の内戦)で、二本松城は新政府軍に攻められ、わずか1日の戦いで落城しました。このとき城を守る戦いには、10代の少年たちでつくられた「二本松少年隊」も加わりました。その物語は、会津の白虎隊と並んで語り継がれています。
公園には少年隊をしのぶ像が立っています。戦いで門や建物は失われましたが、1982年に「箕輪門(みのわもん)」が木造で再建されました。
季節ごとの見どころ
4月上旬から中旬には、ソメイヨシノや山桜など約2,500本の桜が咲き、「日本さくら名所100選」にも選ばれています。4月下旬から5月中旬には、霞ヶ池のほとりで寄贈された藤の花が咲きます。
秋は「二本松の菊人形」の会場になります。菊の花で飾った人形(菊人形)を展示する秋の催しで、2026年は第70回として10月10日から11月23日まで開かれます。11月上旬から中旬には紅葉のライトアップも行われ、池の水面に色づいた木々が映ります。
城跡には、畠山氏の時代からあるとされる深さ約16mの井戸「日影の井戸」も残っています。
行き方
JR二本松駅から歩いて約20分です。車の場合は東北自動車道の二本松インターチェンジから約5分で、駐車場もあります。城跡の見学は無料です。
ヒント
- 桜の時期と菊人形の時期は混み合います。菊人形の開催日や料金は、二本松市の観光情報で確認してください。
- 会津若松の鶴ヶ城や白虎隊ゆかりの地とあわせて巡ると、福島の戊辰戦争の歴史がより立体的にわかります。
出典
- 県立霞ヶ城公園(国指定史跡 二本松城跡)|ふくしまの旅(福島県観光物産交流協会)
- 第70回 二本松の菊人形|ふくしまの旅
- 【日本100名城®】福島県・二本松城|nippon.com
- 二本松城 - Wikipedia
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。