飛騨の里
Hida Folk Village (Hida no Sato)
飛騨地方の合掌造りなど古い民家を移して建て直した、高山の屋外博物館。雪深い山里の暮らしを、家の中に入って感じられます。
山里の民家を集めた屋外博物館
飛騨の里は、高山市の中心部から南西にある松倉山のふもとの屋外博物館です。飛騨地方のあちこちにあった古い民家約30棟を移して建て直し、昔の村の風景をつくっています。1971年に開館しました。
できたきっかけのひとつは、御母衣(みぼろ)ダムの建設で沈むことになった合掌造りの民家が、飛騨の外へ移されていったことでした。貴重な家を地元に残そうという動きから、この施設が生まれました。
敷地の建物のうち4棟は国の重要文化財、7棟は岐阜県の重要文化財に指定されています。
家の中に入って暮らしを知る
「合掌造り(がっしょうづくり)」は、手を合わせたような急な角度のかやぶき屋根が特徴の、雪の多い地方の家です。飛騨の里では、囲炉裏(いろり、床を四角く切った炉)のある居間や、蚕を育てるのに使った屋根裏まで見ることができ、厳しい自然の中で暮らした人々の工夫がわかります。
代表的な建物のひとつが、1797年に建てられた4階建ての合掌造り「旧若山家」です。ほかに、村の庄屋の家だった「旧田口家」や、1903年に建てられ、敷地の中で唯一の洋風建築である「旧高山測候所」などもあります。
季節の風景と体験
春は4月中旬から下旬の桜、5月の田植え、9月の稲刈り、10月下旬から11月上旬の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに村の表情が変わります。雪の季節などにはライトアップが行われ、その期間は夜まで開いています。
ろくろを使った陶芸、飛騨に伝わる模様を手で縫う「飛騨さしこ」のコースターづくり、けん玉や竹馬などの昔の遊びといった体験もできます。体験ごとに開催日が決まっているので、事前に確認してください。
行き方
高山の町からは路線バスで「飛騨の里」バス停へ行けます。バス停を降りてすぐが入口です。車の場合は、中部縦貫自動車道の高山インターチェンジから約10分です。
開館時間や入館料は変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 白川郷の合掌造りの集落まで行く時間がない人でも、高山の町から近いここなら、合掌造りの家の中を見ることができます。
- 雪の季節のライトアップ期間は、夜の雪景色を見に行けます。期間は年によって違うので、公式情報で確認しましょう。
- 陶芸やさしこなどの体験は、開催される曜日が決まっています。体験したい場合は、行く日に合わせて確認してください。
出典
- 飛騨民俗村・飛騨の里|【公式】飛騨高山観光公式サイト (新しいタブで開きます)
- 飛騨民俗村・飛騨の里|岐阜県観光連盟 (新しいタブで開きます)
- 飛騨民俗村 飛騨の里|日本博物館協会 (新しいタブで開きます)
- 飛騨民俗村 - Wikipedia (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。