高山市三町伝統的建造物群保存地区
Sanmachi Historic District, Takayama
江戸時代の商人の町並みが今も暮らしの場として残る、飛騨高山の「さんまち」。格子戸の家や、杉の葉の玉を下げた酒蔵が並ぶ通りを歩けます。
商人が主役だった城下町
高山の町は、戦国時代の終わりに飛騨を治めた武将・金森長近(かなもり ながちか)がつくった城下町です。城下町ではふつう武士の住む区域が大きな割合を占めますが、高山では商人の町が武家の町より広く取られました。高山市は、商人の経済力を重んじた長近の考えがあらわれていると説明しています。
その商人の町の中心だった上一之町・上二之町・上三之町などの一帯が「三町(さんまち)」です。南北約420m、東西約150m、約4.4ヘクタールの範囲で、1979年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」(歴史的な町並みを地区ごと守る国の制度)に選ばれました。
町家の造りと酒蔵
通りに並ぶのは「町家(まちや)」と呼ばれる商家です。間口がせまく奥に長い敷地に、低い軒の建物が続き、軒下には用水が流れています。高山市によると、地区には伝統的な建物が172棟あり、今も人が住み、商売をしています。
古い町並には造り酒屋(酒蔵)が7軒あります。軒先に杉の葉を丸めた玉「酒ばやし(杉玉)」が下がっているのが酒蔵の目印です。
町並みを守る人たち
三町では、4つの町並み保存会が、防火訓練や勉強会、修理についての話し合いなどを続けています。観光地であると同時に、住民が守ってきた生活の場でもあります。
近くの宮川沿いでは朝市が開かれ、江戸時代の役所の建物が残る高山陣屋も歩いて行ける距離にあります。
行き方と歩き方
JR高山本線の高山駅から歩いて約15分です。お店の営業はおおむね朝から夕方までで、火曜日や水曜日に休む店が多いものの、店によって違います。
特定の建物に入る施設の開館時間や料金は、それぞれの公式サイトで確認してください。
ヒント
- お店は夕方には閉まるところが多いので、町並みの散策は日中の早めの時間に。
- 酒蔵の軒先の杉玉を探しながら歩くと、酒蔵の場所がすぐにわかります。
- 宮川の朝市や高山陣屋と組み合わせると、半日で高山の中心部を回れます。
出典
- 高山市三町伝統的建造物群保存地区 - 高山市 (新しいタブで開きます)
- 伝統的建造物群保存地区 - 高山市 (新しいタブで開きます)
- 飛騨高山 古い町並|【公式】飛騨高山旅ガイド (新しいタブで開きます)
- 高山市三町 - 文化遺産オンライン (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。