吹割の滝
Fukiware Falls
川床の岩にできた大きな裂け目へ水が流れ落ちる、「東洋のナイアガラ」と呼ばれる群馬県沼田市の滝。滝のまわりの遊歩道から、いろいろな角度で眺められます。
岩が吹き割れたような滝
吹割の滝(ふきわれのたき)は、群馬県沼田市利根町を流れる片品川(かたしながわ)にある滝です。高さは約7m、幅は30m以上あり、その迫力から「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。
このあたりの川床は凝灰岩(ぎょうかいがん、火山灰が固まってできた岩)でできていて、長い年月をかけて川の流れが岩のやわらかい部分を削り、大きな割れ目をつくりました。その割れ目に水が流れ込む様子が、巨大な岩が吹き割れたように見えることから、この名前がつきました。
1936年に国の天然記念物・名勝に指定され、「日本の滝百選」にも選ばれています。
遊歩道でめぐる見どころ
滝のまわりには1周約1時間の遊歩道が整備されていて、3か所の観瀑台(かんばくだい、滝を眺めるための展望台)から、それぞれ違う角度で滝を眺められます。
途中には、魚(マス)が登れなかったことから名がついたという「鱒飛(ますとび)の滝」や、「浮島観音堂」があります。観音堂には、名工として知られる左甚五郎(ひだりじんごろう)の作と伝わる観音像がまつられています。川床には、水の流れで石が回って岩を丸く削った甌穴(おうけつ)も見られます。
季節と行き方
夏は水しぶきで涼しく、秋は赤や黄色の紅葉と白い水の流れの組み合わせが楽しめます。遊歩道は例年12月中旬から3月下旬まで冬季閉鎖され、夜間も通行できません。
電車の場合は、JR沼田駅からバスで約45分、「吹割の滝」バス停から歩いて約3分です。車なら沼田ICから国道120号線で約25分です。見学は無料で、吹割橋の近くに無料の駐車場があります。
ヒント
- 岩の上はぬれていてとても滑りやすいので、滑りにくい靴で出かけましょう。革靴やヒールは避けてください。
- 大雨で川が増水すると、川沿いの遊歩道は通行止めになります。2024年には増水で観光客らが一時取り残される事故があり、今は滝に近づける範囲が以前より狭くなっています。雨の後は、出かける前に沼田市や沼田市観光協会のお知らせを確認してください。
- 冬季閉鎖が明けた直後や天候によっては、遊歩道の一部の区間だけが通行止めになっていることもあります。通れる範囲は現地の案内に従ってください。
- 遊歩道の入口から歩いて2分ほどのところに、休憩施設「吹割の滝 伽羅苑」があります。
出典
- 吹割の滝 | 沼田市観光協会
- お知らせ一覧 | 沼田市観光協会
- 東洋のナイアガラ『吹割の滝』へ | 心にググっと観光ぐんま
- 吹割の滝遊歩道の一部通行止め解除 | 老神温泉観光協会
- 増水孤立事故の沼田市「吹割の滝」遊歩道 通行禁止措置解除 | 東京新聞
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。