日光東照宮
Nikko Toshogu Shrine
江戸幕府を開いた徳川家康をまつる、世界遺産「日光の社寺」の中心となる神社。陽明門の細かな彫刻や「三猿」「眠り猫」など、見どころが次々に現れます。
徳川家康を神としてまつる神社
日光東照宮は、栃木県日光市にある神社です。まつられているのは、江戸幕府を開き、約260年続く平和な江戸時代の土台を築いた徳川家康。家康は1616年に亡くなり、翌1617年に日光へまつられて「東照大権現(とうしょうだいごんげん)」という神になりました。全国にある東照宮の中心となる神社です。
今の豪華な社殿の多くは、家康の孫である3代将軍・家光が1634年から1636年にかけて行った大規模な建て替え「寛永の大造替(かんえいのだいぞうたい)」でつくられました。1999年には、二荒山神社・輪王寺とあわせて「日光の社寺」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
一日中見ても飽きない陽明門
東照宮を代表する建物が、国宝の陽明門(ようめいもん)です。中国の聖人や子ども、想像上の動物など、500を超える彫刻で飾られています。いつまで見ていても日が暮れるのを忘れてしまう、という意味から「日暮門(ひぐらしもん)」とも呼ばれます。陽明門は2013年から2017年にかけて修理が行われ、鮮やかな色がよみがえりました。
境内の上神庫(かみじんこ)の壁には、実物の象を見たことのない作者が想像でつくった「想像の象」の彫刻もあります。
三猿と眠り猫、そして家康の墓所へ
神厩舎(しんきゅうしゃ:神様の馬のための建物)には、「見ざる・言わざる・聞かざる」で知られる三猿の彫刻があります。悪いものを見ない、言わない、聞かないという、生きるうえでの教えを表しているといわれます。
本殿の右手にある坂下門(さかしたもん)には、左甚五郎(ひだりじんごろう)の作と伝わる「眠り猫」があります。裏側には2羽のスズメが彫られていて、猫が眠り、スズメが安心して遊ぶ姿に、天下統一のあとの平和な世の願いが込められているとされます。この門の先の長い石段を上ると、家康の墓所がある奥宮に着きます。
行き方
最寄り駅は、JR日光駅と東武日光駅です。駅からは、世界遺産の社寺をめぐる「世界遺産めぐりバス」で約15分。
拝観時間や拝観料は季節によって変わることがあるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 奥宮までは長い石段を上ります。歩きやすい靴で行き、時間に余裕を持って回りましょう。
- 東照宮では文化財の修理が続けて行われていて、時期によっては建物が覆いに囲まれていることがあります。見たい建物がある場合は、事前に公式サイトや日光社寺文化財保存会の情報を確認してください。
- 東照宮のほか、近くの二荒山神社や輪王寺も同じ世界遺産の一部です。あわせて訪ねると日光の歴史がよりわかります。
出典
- 日光東照宮 公式サイト
- Nikko Toshogu Shrine | Travel Japan - Japan National Tourism Organization (Official Site)
- 日光東照宮 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。