サッポロビール博物館
Sapporo Beer Museum
明治時代の赤レンガの建物で、北海道開拓とともに始まった日本のビールづくりの歴史をたどれる博物館。見学のあとは、ここでしか飲めないビールも味わえます。
日本初のビール専門博物館
サッポロビール博物館は、1987年に日本で初めてのビール専門の博物館として開館しました。建物は1890年に完成した赤レンガ造りで、もとは製糖工場として建てられ、その後ビール会社の麦芽(ばくが)をつくる工場として使われていました。隣のレストラン「サッポロビール園」の開拓使館(かいたくしかん)とあわせて、北海道遺産に選ばれています。
サッポロビールのルーツは、1876年に開業した「開拓使麦酒醸造所(かいたくしばくしゅじょうぞうしょ)」です。開拓使とは、明治時代に北海道の開発を進めた政府の役所のことです。北海道の開拓事業として始まったビールづくりが、今にどうつながってきたかを、時代ごとの資料で紹介しています。
2026年7月にリニューアル
サッポロビールの創業150周年にあわせて、2026年7月1日に展示やサービスが新しくなりました。これにあわせて入館料が設けられています。
予約なしで回れる自由見学では、スマートフォンとイヤホンを使う音声ガイドで館内15か所を巡ります。音声ガイドは日本語・英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)に対応しています。順路は3階から2階、1階へと下りていく一方通行で、所要時間は15〜40分ほどです。2003年まで実際に仕込みに使われていた大きな煮沸釜(しゃふつがま)や、ずらりと並ぶ歴代のサッポロビールなどが見どころです。
予約制の試飲付きガイドツアーもあります。映像シアターで歴史を見たあと、専用ラウンジで開拓使時代の味を再現した「復刻札幌製麦酒」と「黒ラベル」を飲み比べられます。ただし、ツアーの案内は日本語のみです。
試飲とビール園、行き方
1階のテイスティングホールでは、有料でビールを試飲できます。北海道限定の「サッポロ クラシック」や、ここでしか飲めない「開拓使麦酒」などを飲み比べるセットがあります。同じ敷地のサッポロビール園では、ジンギスカン(北海道名物の羊肉の焼肉)とビールを楽しめます。
場所は札幌駅の北東、約2kmです。札幌駅から北海道中央バスのサッポロビール園行きの路線に乗り、「サッポロビール園」停留所で降りてすぐです。JR苗穂駅の北口から歩いて約8分、地下鉄東豊線の東区役所前駅から歩いて約10分でも行けます。営業時間と料金は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 館内にはビールの製造設備はありません。ビールをつくる工程を見たい場合は、恵庭市にある北海道工場など別の施設です。
- 運転する人、20歳未満の人、妊娠中・授乳中の人は試飲できません。ソフトドリンクが用意されています。
- 試飲付きガイドツアーは予約が必要で、月曜日などは休みです。日本語がわからなくても、自由見学なら英語の音声ガイドで楽しめます。
- 赤レンガの建物は季節ごとに表情が変わり、敷地内は写真を撮る場所がたくさんあります。
出典
- サッポロビール博物館|工場見学・ミュージアム(公式)
- 利用案内|サッポロビール博物館(公式)
- アクセス|サッポロビール博物館(公式)
- 創業150周年の節目に「サッポロビール博物館」を7月1日にバリューアップオープン|サッポロビール
- サッポロビール博物館|ようこそさっぽろ
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。