竹田城跡
Takeda Castle Ruins
標高353.7mの山の上に石垣だけが残る城跡。秋の早朝、雲海の上に浮かぶように見える姿から「天空の城」と呼ばれています。
山の上に残る石垣の城
竹田城跡は、兵庫県朝来市(あさごし)の標高353.7mの山頂にある城跡です。建物は残っていませんが、山頂を覆うように石垣が広がり、国の史跡に指定されています。「日本100名城」の一つでもあります。
朝来市によると、城は嘉吉年間(1440年代)に、但馬国(たじまのくに:今の兵庫県北部)の守護・山名宗全(やまなそうぜん)の命令で、家臣の太田垣氏が築いたのが始まりとされます。太田垣氏が7代にわたって城主を務めましたが、1580年に羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)の但馬攻めで落城しました。
最後の城主と石垣
1585年に城主となった赤松広秀(あかまつひろひで)の時代に、今残る石垣が整えられたと考えられています。広秀は養蚕や漆器づくりを奨励し、領民に慕われた城主だったと伝わります。
しかし1600年の関ヶ原の戦いのあと、広秀は鳥取城攻めの際に城下町に火をつけた罪を問われて自害させられ、竹田城も廃城となりました。それから400年以上、石垣だけが山の上に残っています。
「天空の城」と雲海
竹田城跡が有名になったのは、雲海(うんかい:高い所から見下ろすと海のように広がって見える雲や霧)のおかげです。雲海が出やすいのは、例年9月下旬から11月下旬ごろの明け方から午前8時ごろまで。よく晴れて風が弱いなど、いくつかの条件がそろったときに現れます。
雲海に浮かぶ城の姿を写真に収めたいなら、円山川(まるやまがわ)をはさんだ向かいの山にある「立雲峡(りつうんきょう)」の展望台がおすすめです。城跡に登れない時間帯でも、ここからなら朝の竹田城跡を眺められます。
行き方
最寄り駅はJR播但線の竹田駅です。駅の裏から登山道を歩くと、約40分で城跡に着きます。駅から山の中腹までは「天空バス」(全但バス)が走っていて、中腹のバス停から城跡の入口までは歩いて約20分です。
中腹へ続く道は狭いため、一般の車は入れません。車の人は観光施設「山城の郷(やましろのさと)」や城下町の無料駐車場に止め、天空バスか徒歩で向かいます。城跡の見学には30分から1時間ほどかかります。
ヒント
- 毎年1月4日から2月末までは冬の閉山期間で、城跡に入れません。季節によって見学時間も変わるので、公式サイトで確認してください。
- 大雨・洪水・暴風の警報が出たときや、台風の接近、雪や凍結で危険なときは入城が禁止されます。
- 雲海が出るかどうかは自分で予想するのが難しいので、地元の観光サイト「あさぶら」の雲海予報を参考にしましょう。スニーカーなど歩きやすい靴で、飲み物も持って行きましょう。石垣に登ることは禁止されています。
出典
- 竹田城跡公式ホームページ|朝来市 (新しいタブで開きます)
- 竹田城の歴史|竹田城跡公式ホームページ (新しいタブで開きます)
- 観覧時間について|竹田城跡公式ホームページ (新しいタブで開きます)
- 竹田城跡へお越しの皆さんへ|竹田城跡公式ホームページ (新しいタブで開きます)
- 秋は雲海シーズン!天空の城「竹田城跡」|HYOGO!ナビ(兵庫県公式観光サイト) (新しいタブで開きます)
- 竹田城跡のあるまち|あさごツーリズムビューロー (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。