金刀比羅宮
Kotohira-gu Shrine (Konpira-san)
「こんぴらさん」の名で親しまれる、海の守り神をまつる香川県琴平町の神社です。785段の石段を一段ずつ登って御本宮を目指す参拝そのものが、ここでの体験になります。
江戸時代の人々があこがれた「こんぴら参り」
金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県琴平町にある神社で、「讃岐のこんぴらさん」として親しまれています。大物主神(おおものぬしのかみ)と崇徳天皇(すとくてんのう)をまつり、昔から海の守り神として、また農業や産業、医薬の神として信仰されてきました。
江戸時代には「こんぴら参り」が大いに流行しました。自分で行けない飼い主の代わりに、犬が参拝に送り出されることもあり、道中の人々が犬に食べ物を与え、道案内をしながら送り届けたといわれます。この「こんぴら狗(いぬ)」は今もお守りや置物のモチーフになっていて、一之坂の鳥居の両側には1844年に奉納された犬の像があります。
御本宮まで785段の参道
参道の入口から御本宮までは785段の石段が続き、片道30分ほどかかります。途中の大門(おおもん)から先が神域(しんいき:神様の領域)で、大門の近くでは「五人百姓(ごにんびゃくしょう)」と呼ばれる、江戸時代から特別に境内での商いを許されてきた家の人々が、今も飴を売っています。
石段の途中には、円山応挙(まるやま おうきょ)のふすま絵がある表書院や、江戸時代の彫刻や金具で飾られた旭社(あさひしゃ)があります。最後の急な石段「御前四段坂(ごぜんよんだんざか)」を登り切ると、標高251mの御本宮に着きます。
さらに上の奥社へ
御本宮からさらに583段、合わせて1368段を登ると、奥社(おくしゃ)の厳魂神社(いづたまじんじゃ)に着きます。社殿に向かって左側の岩壁には、天狗とカラス天狗の彫り物が掛けられています。
奥社まで往復するなら、御本宮までと合わせて時間と体力に余裕をもって出かけましょう。
行き方
JR土讃線の琴平駅から歩いて約20分、ことでん(高松琴平電気鉄道)の琴電琴平駅からは約15分です。
神社には専用の駐車場がないので、車の場合は町の駐車場を使います。
ヒント
- 石段は長く、御前四段坂のようにかなり急な場所もあります。歩きやすい靴で登りましょう。
- 旭社(国の重要文化財)は大規模な修理工事が行われています。工事中は見え方が違うことがあるので、公式サイトのお知らせを確認してください。
- 授与所では、黄色い「幸福の黄色いお守り」や、こんぴら狗にちなんだお守りを受けられます。
出典
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。