はりまや橋
Harimaya Bridge
高知の民謡「よさこい節」に歌われた、お坊さんの恋の物語の舞台。街の真ん中にある小さな赤い橋ですが、高知の人なら誰でも知る場所で、市内観光の起点にもなります。
二つの商家を結んだ橋
はりまや橋は、高知市の中心、はりまや町にある橋です。江戸時代の初め、堀をはさんで向かい合っていた商人の播磨屋(はりまや)と櫃屋(ひつや)が、行き来のために自分たちで架けた橋が始まりとされています。名前は、その「播磨屋」から来ています。
橋はその後、何度も架け替えられてきました。1908年には鉄の橋に、1929年にはコンクリートの橋になっています。今は、橋のまわりが「はりまや橋公園」として整えられ、1998年には朱塗りの欄干(らんかん:橋の手すり)の橋が再現されました。
「坊さんかんざし買うを見た」
この橋を有名にしたのが、高知の民謡「よさこい節」です。その一節に「土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た」とあります。かんざしは女性が髪に挿す飾りです。お坊さんがはりまや橋でかんざしを買っているのを見た、という歌詞で、ある恋の話を歌っています。
その恋の話とは、五台山にある竹林寺(ちくりんじ)の僧・純信(じゅんしん)と、鋳掛屋(いかけや:鍋などを修理する職人)のお馬(おうま)の悲恋の物語です。この話は舞台となったはりまや橋とともに語り継がれてきました。よさこい節は今も歌われ、高知の「よさこい祭り」でもその一節が使われています。
期待しすぎずに、街歩きの起点に
橋は長さ約20mと小さく、ビルと大通りに囲まれています。そのため、札幌の時計台などと並んで「日本三大がっかり名所」と冗談まじりに呼ばれることもあります。歌の舞台を見に行く、という気持ちで立ち寄るのがちょうどよい場所です。
公園の東側には、よさこい節のメロディーとともに龍馬や桂浜の人形が現れるからくり時計があります。すぐ近くの交差点は路面電車の線路が十字に交わる場所で、電車が行き交う様子も見られます。
行き方
JR高知駅から歩いて約10分です。路面電車(とさでん交通)の「はりまや橋」電停のすぐそばにあり、桂浜へ向かうとさでん交通のバスもはりまや橋から出ています。専用の駐車場はありません。
ヒント
- 高知城や桂浜など、高知市内の観光のついでに立ち寄りやすい場所です。路面電車やバスの乗り換えのときに少し寄ってみましょう。
- からくり時計は決まった時刻に動きます。時刻は現地の案内で確認してください。
- 車で行く場合は専用の駐車場がないので、近くの有料駐車場を使いましょう。
出典
- はりまや橋 | 高知県観光情報Webサイト こうち旅ネット
- はりまや橋 - Wikipedia
- よさこい節 - Wikipedia
- 桂浜ってどんなところ?アクセスや見どころ【高知県公式】高知家の◯◯(はりまや橋からのバス)
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。