瑞巌寺 五大堂
Godaido Hall, Matsushima
日本三景・松島の海に浮かぶ小島に建つ、伊達政宗が再建したお堂。足元から海がのぞく朱塗りの「すかし橋」を渡って向かう、松島を象徴する景色です。
松島湾の小島に建つお堂
五大堂(ごだいどう)は、宮城県松島町の海岸近くの小さな島に建つ仏堂で、近くの禅寺・瑞巌寺(ずいがんじ)に属しています。伝えによると、始まりは807年ごろに坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が建てた毘沙門堂で、のちに慈覚大師円仁(じかくだいし えんにん)が5体の明王像を祀ったことから「五大堂」と呼ばれるようになりました。
今のお堂は1604年、伊達政宗が瑞巌寺の再興に先立って建て直したものです。梁(はり)に残る墨書で建てられた年が確かめられていて、東北地方で最も古い桃山建築といわれ、国の重要文化財に指定されています。
海が見える「すかし橋」
五大堂へは、朱色の「すかし橋」を渡って向かいます。橋の床板にすき間があり、足元から海が見えるつくりです。足元に気を配りながら渡ることで、気持ちを引きしめてからお参りするための工夫だといわれています。
車いすではこの橋を渡れないので注意してください。
軒下の十二支と33年に一度の秘仏
お堂の外観は落ち着いた木の色ですが、軒下をよく見ると、四方の蟇股(かえるまた、梁の上に置かれるカエルの脚のような形の飾り)に十二支の動物が彫られています。それぞれの動物は、その方角に合わせて配置されています。
お堂の中には、平安時代の五大明王像を納めた華やかな厨子(ずし、仏像を納める扉つきの箱)があります。五大明王像は、33年に一度だけ扉が開かれる秘仏(ふだんは公開されない仏像)です。前回の御開帳は2006年8月で、次は2039年の予定です。
行き方
JR仙石線の松島海岸駅から歩いて約7分です。お堂の拝観は無料ですが、夕方には門が閉まります。瑞巌寺もすぐ近くなので、松島の散策とあわせて訪れやすい場所です。
ヒント
- 軒下の十二支の彫刻は、自分の干支(えと、生まれ年の動物)を探してみると楽しめます。
- すかし橋はすき間から海が見えるので、ヒールのある靴やサンダルのときは特に足元に注意しましょう。
- 夕方には門が閉まるので、遅い時間に行くなら閉門時刻を確かめておきましょう。
出典
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。