金蛇水神社
Kanahebisui Shrine
蛇の姿をご神体とする、金運と商売繁盛の神社。蛇の模様が浮かぶ石に財布をなでつける参拝が人気で、5月には牡丹と藤が境内を彩ります。
刀鍛冶が残した「金の蛇」
金蛇水神社(かなへびすいじんじゃ)は、宮城県岩沼市にある水の神の神社です。山あいの谷から仙台平野へ水が流れ出る場所にあり、いつ建てられたかはわかっていません。人々がこの地で農業を始めたころに、水の神をまつったのが始まりと考えられています。
神社の名前には、こんな言い伝えがあります。平安時代の中ごろ、京都の刀鍛冶・三条小鍛冶宗近(さんじょうこかじむねちか)が、天皇の刀を打つために名水を求めてこの地を訪れました。ところがカエルの鳴き声で集中できません。そこで蛇の姿をつくって田に放つと、鳴き声がぴたりと止み、見事な刀を打ち上げることができました。宗近が感謝をこめて納めたその蛇の姿がご神体となり、「金蛇水神社」と呼ばれるようになったといいます。
日本では昔から、龍や蛇は水の神の化身とされてきました。この神社でも蛇の姿をご神体としていることから、商売繁盛や金運、厄よけの神様として信仰を集めています。
蛇紋石と花の社
社殿の南側には、表面に蛇のような模様が浮かぶ「蛇紋石(じゃもんせき)」が並んでいます。模様は人の手を加えたものではなく、自然に現れたものです。直感でひとつを選び、手や財布でその模様をなでると金運が上がるといわれています。
「水清き花の社」とも呼ばれ、境内には樹齢300年といわれる藤「九龍の藤(くりゅうのふじ)」や、東北を代表する牡丹園があります。牡丹は富を象徴する花とされ、神社にふさわしい花として育てられています。5月の上旬から中旬には、牡丹・藤・ツツジが咲きそろい、「花まつり」と例大祭が開かれてにぎわいます。
神社へ続く参道は、蛇の体のようにうねる「SandoTerrace(サンドテラス)」になっていて、休憩所や土産店、食事処、カフェがあります。
行き方
JR東北本線・常磐線の岩沼駅から車で約10分、歩くと約40分です。駅前にタクシー乗り場があります。車なら仙台東部道路の岩沼インターチェンジから約15分です。花まつりの時期は交通規制や臨時バスが案内されるので、公式サイトで確認してください。
ヒント
- 花まつりの期間だけ、牡丹と藤をデザインした特別な御朱印帳(ごしゅいんちょう:参拝の証の印を集める帳面)とお守りが授与されます。数に限りがあり、基本は1人1つずつです。
- 境内でペットを歩かせることはできません。抱っこかカートに乗せての参拝はできます。
- 公式サイトは2026年10月にリニューアルする予定と告知されています。
出典
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。