諏訪大社 上社 本宮
Suwa Taisha Kamisha Honmiya
日本でも古い神社のひとつ、諏訪大社の中心となるお宮。本殿を持たず山そのものを拝む古い形を残し、境内の四隅には「御柱」と呼ばれる巨大な木の柱が立っています。
諏訪湖を囲む4つのお宮のひとつ
諏訪大社は、長野県の諏訪湖のまわりにある神社で、昔の信濃国(しなののくに:いまの長野県)で最も格式の高い「信濃國一之宮」です。上社(かみしゃ)の本宮と前宮、下社(しもしゃ)の春宮と秋宮という、4つのお宮からなります。
上社本宮は諏訪市にあり、建御名方神(たけみなかたのかみ)をまつっています。
本殿がない神社
多くの神社には神さまが宿る「本殿」がありますが、上社本宮には本殿がありません。背後の守屋山(もりやさん)を神体山(神さまそのものとされる山)として拝む、古い信仰の形が残っているためです。
そのため、拝殿の奥にあるはずの本殿の代わりに、幣拝殿(へいはいでん)と左右の片拝殿が横に並ぶ「諏訪造」という独特の配置になっています。幣拝殿や神楽殿、勅使殿などは国の重要文化財に指定されています。
境内でいちばん古い建物は四脚門(しきゃくもん)で、1608年に徳川家康が国の安泰を願って家臣に命じて建てさせたものと伝えられます。また、約70mの屋根付きの長い廊下「布橋(ぬのばし)」は、かつて位の高い神職だけが通ることを許された通路でした。
御柱と御柱祭
境内の四隅には、「御柱(おんばしら)」と呼ばれるモミの大木の柱が立っています。これらの柱は、寅(とら)と申(さる)の年、つまり6年ごと(数え年の数え方で「7年に一度」と呼ばれます)に行われる「御柱祭」で新しいものに建て替えられます。
御柱祭では、山から切り出したモミの大木を人の力で引いて運び、急な坂から滑り落とす「木落し(きおとし)」が有名です。最近では2022年に行われ、次回は2028年の予定です。
行き方と4社めぐり
上社本宮は、JR中央本線の上諏訪駅から南東へ約6kmの場所にあります。上諏訪駅や茅野駅からバスかタクシーで向かうのが一般的です。
4つのお宮をすべて回る「四社めぐり」も人気で、4社すべての御朱印(ごしゅいん:参拝の証としていただく印と墨書き)を集めると記念品がもらえます。
ヒント
- 手水舎(ちょうずや:参拝前に手と口を清める場所)の水には温泉が使われています。温泉地の諏訪らしい珍しい手水なので、ぜひ手を清めてみてください。
- 御柱は境内の四隅に1本ずつ立っていて、境内を回りながら4本すべてを探すことができます。
- 上社の前宮は本宮から近く、あわせて回りやすいお宮です。前宮は4本の御柱をすべて近くで見られる唯一のお宮とされています。
出典
- 諏訪大社上社本宮 - 信濃國一之宮 諏訪大社(公式)
- 諏訪大社 四社めぐり | 諏訪観光ナビ
- 諏訪大社上社本宮 四脚門 | 文化遺産オンライン
- 諏訪大社 - Wikipedia
- 御柱祭 - Wikipedia
更新日 2026年9月29日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。