石舞台古墳
Ishibutai Kofun
土が失われ、巨大な石組みがむき出しになった飛鳥時代の古墳です。30あまりの岩で組まれた石室の中まで歩いて入り、1400年前の技術を体で感じられます。
むき出しになった「石の舞台」
石舞台古墳(いしぶたいこふん)は、奈良県明日香村(あすかむら)にある古墳です。古墳とは、古い時代の日本で有力者のために土を盛って造られたお墓のことです。
ふつう古墳は土に覆われていますが、石舞台古墳は盛り土がすっかり失われ、遺体を納めた部屋である石室(せきしつ)の巨石がむき出しになっています。天井の石の上面が広く平らで、舞台のように見えることから「石舞台」と呼ばれるようになりました。
造られたのは7世紀の初めごろと考えられています。誰が葬られたかはわかっていませんが、当時大きな権力を持っていた豪族・蘇我馬子(そがのうまこ)の墓ではないかという説が有力です。
総重量約2,300トンの巨石
石室は30あまりの巨石で組まれ、その総重量は推定で約2,300トン。いちばん大きな天井石は約77トンもあります。重機のない時代に、これほどの石をどうやって運び、積み上げたのかを想像しながら見ると、いっそう迫力を感じます。
もとの古墳は一辺約50mの方墳(ほうふん:四角い形の古墳)で、周りには濠(ほり)がめぐらされていました。1933年から始まった発掘調査で、こうした形が確かめられています。国の特別史跡に指定されています。
石室の中には歩いて入ることができ、見上げると巨大な天井石を内側から見られます。中へは階段があるため、車いすでは石室内まで進めません。
行き方と周辺
古墳は国営飛鳥歴史公園の石舞台地区の中心にあり、周りは芝生の広場になっています。近鉄吉野線の飛鳥駅から明日香周遊バス(奈良交通)に乗り、「石舞台」バス停で降りてすぐです。
見学は有料で、公開時間や料金は明日香村観光協会の案内で確認してください。有料の駐車場もあります。
ヒント
- 明日香村には古墳や遺跡が点在しています。石舞台古墳は国営飛鳥歴史公園の一部なので、周辺の見どころと合わせて一日かけて回る計画にするのもおすすめです。
- 石室まわりには階段が何か所かあります。歩きやすい靴で行きましょう。
- ペットを連れて入ることはできません。
出典
- 石舞台古墳 | 国営飛鳥歴史公園 (新しいタブで開きます)
- 石舞台地区の主な見どころ | 国営飛鳥歴史公園 (新しいタブで開きます)
- 石舞台古墳(国指定特別史跡)| 明日香村 (新しいタブで開きます)
- 石舞台古墳 | 公益財団法人 古都飛鳥保存財団 (新しいタブで開きます)
- 石舞台古墳 | 明日香村観光協会 (新しいタブで開きます)
更新日 2026年9月30日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。