奈良公園
Nara Park
千頭を超える野生の鹿が、古い寺や神社のあいだを自由に歩く奈良の大きな公園。東大寺や春日大社もこの中にあり、奈良観光の中心になる場所です。
寺も神社も森も含む、広大な公園
奈良公園は、1880年(明治13年)に公園として定められた、奈良市の中心部にある公園です。東西約4km、南北約2kmと非常に広く、ふつうの「公園」のイメージとはかなり違います。
園内には東大寺や春日大社といった古い寺や神社、池に浮かぶように建つ浮見堂(うきみどう)、猿沢池(さるさわいけ)、若草山などが含まれています。芝生の広場と森、歴史ある建物がひと続きになっているのが特徴です。
神の使いとされてきた奈良の鹿
奈良公園でいちばん有名なのは鹿です。春日大社の言い伝えでは、神様が白い鹿に乗って今の茨城県にある鹿島からやってきたとされ、鹿は「神鹿(しんろく)」、つまり神の使いとして大切にされてきました。
奈良の観光協会によると、公園には約1,300頭の鹿が暮らしています。人に慣れていますが、飼われている動物ではなく、国の天然記念物に指定された野生動物です。
鹿に与えてよいのは「鹿せんべい」だけです。小麦粉と米ぬかでできていて砂糖は使われておらず、売り上げの一部は鹿の保護に使われています。お菓子やパン、野菜などほかの食べ物を与えると、鹿が病気になるおそれがあるので禁止されています。
季節の楽しみと、今の注意点
奈良県の観光サイトによると、桜は3月下旬から4月下旬、紅葉は10月下旬から12月上旬が見ごろです。秋には、春日大社の鹿苑(ろくえん)で「鹿の角きり」という伝統行事も行われます。
猿沢池に、すぐそばに立つ興福寺の五重塔が映る景色は奈良の代表的な風景ですが、五重塔は大規模な修理のため、高さ約60mの覆い(素屋根)の中に入っていて、しばらくは外から見ることができません。
行き方
近鉄奈良駅から歩いて5分ほどで公園に着きます。JR奈良駅からは歩いて20分ほどです。大阪難波から近鉄奈良駅までは快速急行で約35分、京都駅からも近鉄線で30分あまりで来られます。
ヒント
- 鹿せんべいを持っていると、鹿がどんどん寄ってきます。迷わず手早くあげて、なくなったら両手を広げて見せると「もうない」合図になります。
- 鹿はかんだり、けったり、角で突いたりすることがあります。特に春は子鹿を守る母鹿、秋は発情期のオス鹿が気が立っているので、近づきすぎないようにしましょう。
- 鹿は紙やビニール袋も食べてしまいます。地図やパンフレットはしまっておき、ごみは必ず持ち帰りましょう。公園内にはごみ箱がありません。
- 鹿にさわったあとは手を洗いましょう。
出典
- 奈良公園|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット
- 奈良公園クイックガイド ≫ 奈良公園のシカとの接し方(奈良県)
- 奈良公園にはなぜ鹿がいる?|奈良市観光協会公式サイト
- Nara Park | Travel Japan - Japan National Tourism Organization
- 国宝 興福寺五重塔 現在の修理状況 / 奈良県
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。