東大寺
Todaiji Temple
奈良の大仏さまで知られる、1300年近い歴史を持つ寺。巨大な木造の大仏殿に入ると、高さ約15mの大仏が目の前に現れ、その大きさに圧倒されます。
聖武天皇の願いから生まれた寺
東大寺は奈良時代、聖武天皇(しょうむてんのう)の願いによって建てられた寺です。743年に大仏をつくるよう命じる詔(みことのり:天皇の命令)が出され、752年に大仏の完成を祝う盛大な開眼供養(かいげんくよう:仏像に魂を入れる儀式)が行われました。
その後、1180年の戦乱と1567年の戦いで、大仏殿をはじめ多くの建物が焼けてしまいます。そのたびに、鎌倉時代には重源(ちょうげん)、江戸時代には公慶(こうけい)という僧が中心となって復興を進め、今の大仏殿は1709年に完成しました。1998年には「古都奈良の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されました。
大仏殿と奈良の大仏
大仏殿の中に座るのが、盧舎那仏(るしゃなぶつ)と呼ばれる大仏です。高さは約15m、耳だけでも2.5mほどあります。何度も修復されてきたため、奈良時代のまま残っているのは台座などの一部で、頭や体の多くは中世や江戸時代に直されたものです。
今の大仏殿は、奈良時代の建物に比べて横幅が約3分の2に縮められていますが、それでも見上げるほどの大きさの木造建築です。
南大門の仁王像と二月堂
参道の入口に立つ南大門(なんだいもん)は、鎌倉時代に再建された大きな門です。門の左右には、運慶(うんけい)・快慶(かいけい)らが1203年にわずか69日でつくったとされる、高さ約8.4mの木造の金剛力士像(仁王像:寺の門を守る2体の像)が立っています。
二月堂(にがつどう)からは、奈良の街を見渡せます。ここでは毎年3月に、修二会(しゅにえ)、通称「お水取り」という古くから続く行事が行われます。
行き方
近鉄奈良駅から歩いて約20分。バスなら「東大寺大仏殿・春日大社前」で降りて5分ほどです。奈良公園の中にあるため、道中では鹿に出会います。専用の駐車場はないので、車の場合は近くの駐車場を利用します。拝観時間と拝観料は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 南大門の仁王像は、門をくぐる前後に足を止めて見上げてみましょう。大仏殿に急いで向かうと見落としがちです。
- 東大寺の周りには鹿がたくさんいます。紙の地図やパンフレットは鹿に食べられないよう、かばんにしまっておきましょう。
出典
- 華厳宗大本山 東大寺 公式サイト
- 東大寺の歴史 | 東大寺
- Todaiji Temple | Travel Japan - Japan National Tourism Organization
- 東大寺 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。