春日大社
Kasuga Taisha
奈良公園の奥、原始林に囲まれて朱色の社殿が並ぶ、768年創建の神社。境内には約3,000基の灯籠(とうろう)があり、奈良の鹿を神の使いとする言い伝えもここから生まれました。
白い鹿に乗ってやってきた神様
春日大社は、奈良時代の768年、神山とされる御蓋山(みかさやま)のふもとに創建された神社です。まつられているのは、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)の4柱の神様です。
言い伝えでは、武甕槌命が今の茨城県にある鹿島から白い鹿に乗ってこの地にやってきたとされています。そのため奈良の鹿は神の使いとして大切にされてきました。春日大社は藤原氏の氏神(うじがみ:一族を守る神)をまつる神社でもあり、全国に約3,000ある春日神社の総本社です。
1998年には「古都奈良の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されています。背後に広がる春日山原始林は、国の特別天然記念物です。
約3,000基の灯籠と朱色の社殿
参道から社殿のまわりまで、平安時代から寄進されてきた石灯籠と釣灯籠(つりどうろう:軒下につるす金属の灯籠)が約3,000基並んでいます。公式サイトによると、全国に残る室町時代の灯籠の7割近くがここにあるそうです。
朱色の社殿は、20年に一度、建物を修理して美しく整える「式年造替(しきねんぞうたい)」を受け継いできました。その回数はこれまでに60回を数えます。本殿は「春日造(かすがづくり)」と呼ばれる建築様式で、国宝に指定されています。
万燈籠と年間の行事
毎年2月の節分のころと8月には、境内の灯籠に明かりをともす「万燈籠(まんとうろう)」が行われ、ふだんとはまったく違う幻想的な景色になります。12月には、若宮の祭り「春日若宮おん祭」が行われます。
春には藤の花でも知られ、境内には「萬葉植物園」もあります。
行き方
JR奈良駅・近鉄奈良駅からバスに乗り、「春日大社本殿」で降りるとすぐです。「春日大社表参道」のバス停からは、灯籠の並ぶ参道を歩いて約10分。奈良公園の中を歩いて向かうこともできます。境内ではペットの同伴、ドローンの飛行、喫煙が禁止されています。参拝時間は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 時間に余裕があれば、表参道のバス停から歩いて向かいましょう。石灯籠が続く参道そのものが、春日大社の見どころのひとつです。
- 万燈籠の時期に合わせて訪れると、灯籠に明かりがともった特別な景色が見られます。日程は公式サイトで確認してください。
- 参道には鹿がたくさんいます。鹿せんべい以外の食べ物は与えないようにしましょう。
出典
- 世界遺産 春日大社 公式サイト
- 春日大社について | 春日大社
- Kasuga Taisha Shrine | Travel Japan - Japan National Tourism Organization
- 春日大社 - Wikipedia
- 奈良公園にはなぜ鹿がいる?|奈良市観光協会公式サイト
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。