岡山城
Okayama Castle
黒い外壁から「烏城(うじょう)」と呼ばれる岡山のシンボル。2022年の大改修で展示が一新され、戦国武将のドラマを体感しながら最上階から岡山の町を一望できます。
黒い天守の「烏城」
岡山城は、岡山市の中心、旭川(あさひがわ)のほとりに立つ城です。豊臣秀吉にかわいがられた戦国武将・宇喜多秀家(うきた ひでいえ)が築き、1597年に天守ができたとされています。
天守の外壁は黒く塗った板で覆われていて、「烏城(うじょう)」という別名があります。「う」はカラスのことです。発掘では宇喜多秀家の時代の金箔瓦(きんぱくがわら:金の箔を貼った瓦)も見つかっていて、城の主な建物に金の瓦が使われていたと考えられています。そのため「金烏城(きんうじょう)」とも呼ばれます。
天守の石垣と1階は、四角形ではなく、辺の長さがそろわない五角形をしています。土台となった丘の地形に合わせたためといわれ、全国的にもめずらしい形です。
空襲で焼け、再建された天守
天守は明治維新のあとも残っていましたが、1945年6月29日の空襲で焼けてしまいました。今の天守は、戦前の図面などをもとに1966年に鉄筋コンクリートで再建されたもので、2026年は再建から60年にあたります。
空襲をまぬがれた江戸時代の建物として、月見櫓(つきみやぐら)と西丸西手櫓(にしのまるにしてやぐら)が残り、国の重要文化財に指定されています。
「令和の大改修」で生まれ変わった展示
天守は2021年7月から2022年11月まで「令和の大改修」を行い、館内の展示が一新されました。展示を監修したのは、岡山市出身の歴史学者・磯田道史(いそだ みちふみ)さんです。宇喜多・小早川・池田と続いた城主たちの物語を、映像や体験型の展示でわかりやすく伝えています。
5階には人気の撮影スポットのシャチホコがあり、地上約20mの最上階(6階)からは岡山の町を見渡せます。館内は一部をのぞいて写真撮影ができます。天守の中にはカフェやみやげ物店があり、城内には備前焼(びぜんやき:岡山県の伝統的な焼き物)の土ひねり体験ができる工房もあります。
行き方と所要時間
JR岡山駅から東山行きの路面電車で約5分、「城下」で降りて歩いて約10分です。バスなら「県庁前」で降りて歩いて約5分。旭川をはさんだ向かいには岡山後楽園があり、あわせて回ることができます。
公式サイトによると、館内の見学は50〜60分ほどの人が多く、じっくり見るなら1時間半ほどかかります。開館時間や入場料は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 天守の入口までは階段のみです。館内のエレベーターは地下1階から4階までで、5階と最上階(6階)へは階段で上がります。
- 夜は日没から午前0時まで天守のライトアップがあります。昼に後楽園と天守を見て、夜は旭川沿いからライトアップされた城を眺めるのもおすすめです。
- 岡山後楽園や周辺の美術館との共通入場券があります。両方回るつもりなら、窓口で確認してみましょう。
- 館内のリーフレットは英語・韓国語・中国語(繁体字・簡体字)にも対応しています。
出典
- 【公式】岡山城ウェブサイト
- 岡山城を知る – 岡山城の歴史 | 【公式】岡山城ウェブサイト
- 岡山城を知る – 令和の大改修の紹介 | 【公式】岡山城ウェブサイト
- 利用案内 | 【公式】岡山城ウェブサイト
- よくある質問 | 【公式】岡山城ウェブサイト
- 岡山城 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。