岡山後楽園
Okayama Korakuen Garden
日本三名園のひとつに数えられる、江戸時代の大名庭園。広い芝生と池のむこうに岡山城を望み、茶畑や田んぼ、丹頂鶴まで見られる、のびやかな庭です。
殿様のくつろぎの場として生まれた庭
岡山後楽園は、岡山藩の2代藩主・池田綱政(いけだ つなまさ)が、殿様がくつろぐための庭としてつくらせた大名庭園です。1687年に工事が始まり、1700年にほぼ今の姿になりました。水戸の偕楽園、金沢の兼六園とともに「日本三名園」のひとつに数えられ、国の特別名勝(とくべつめいしょう:景色の美しさで国が特に価値を認めた場所)にも指定されています。
江戸時代には「御後園(ごこうえん)」と呼ばれ、1871年に「後楽園」という名前になりました。「先に人々の心配をし、自分が楽しむのは後にする」という意味の中国の言葉「先憂後楽(せんゆうこうらく)」に由来します。1884年に岡山県のものとなり、一般の人も入れるようになりました。
歩いてめぐる庭の見どころ
園内は、池のまわりを歩きながら景色の移り変わりを楽しむ「回遊式庭園」です。中心にある沢の池(さわのいけ)には3つの島が浮かび、広々とした芝生の先に、小高い唯心山(ゆいしんざん)がそびえます。庭の外にある岡山城も、景色の一部として取り込まれています。
殿様が庭で過ごすときの居間だった延養亭(えんようてい)は、1960年に元の間取りどおりに建て直されました。建物の中を水路が通り抜ける休憩所「流店(りゅうてん)」も、全国的にめずらしい建物です。
園内には、殿様が日常に飲むお茶を育てた茶畑や、田んぼもあります。1956年からは丹頂鶴(たんちょうづる:頭が赤い大型のツル)も飼われていて、秋から冬にかけては鶴が園内を歩く行事も行われます。
季節の行事と夜の庭
5月の茶つみ祭、6月のお田植え祭、7月の観蓮節(ハスの花を見る会)、秋の名月観賞会など、1年を通じて季節の行事があります。
春・夏・秋には、夜の庭をライトアップする「幻想庭園」が開かれます。延養亭は、5月と10月に特別公開される時期があります。日程は年によって変わるので、公式サイトの行事カレンダーで確認してください。
行き方
JR岡山駅から歩いて25分ほどです。路面電車やバスを使うこともできます。すぐ近くに岡山城があるので、あわせて回るのがおすすめです。
開園時間は季節によって変わります。最新の情報は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 丹頂鶴は体調によって公開が止まることがあります(2026年8月にはひなの公開が再開されました)。鶴を見たい人は、公式サイトやSNSのお知らせを確認しましょう。
- 延養亭の中からの眺めを見たいなら、特別公開のある5月末や10月に合わせて訪れるとよいでしょう。
- 公式サイトには英語をはじめ多言語の案内があり、英語のパンフレット(PDF)も用意されています。
出典
- 岡山後楽園(公式)
- 見どころ | 岡山後楽園(公式)
- 主な行事 | 岡山後楽園(公式)
- 丹頂のひなの公開再開について | 岡山後楽園(公式)
- For Foreign Travelers | 岡山後楽園(公式)
- 岡山後楽園 - Wikipedia
- 岡山城を知る – 岡山城の歴史 | 【公式】岡山城ウェブサイト
- 岡山城 - Wikipedia
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。