足立美術館
Adachi Museum of Art
アメリカの日本庭園専門誌で23年連続「日本一」に選ばれた庭園を持つ、島根県安来市の美術館。窓を額縁に見立てて、生きた絵画のような庭を眺められます。
「庭園もまた一幅の絵画である」
足立美術館は、島根県安来市(やすぎし)にある美術館です。地元出身の実業家・足立全康(あだち ぜんこう)が、ふるさとへの恩返しとして1970年に開きました。
足立全康は「庭園もまた一幅の絵画である」と考え、91歳で亡くなるまで庭づくりに力を注ぎました。美しい日本の自然を庭で感じてから日本画を見てほしい、というのが創設者の思いです。
23年連続で「日本一」の日本庭園
庭園の広さは約5万坪(約16万5千㎡)。枯山水(かれさんすい:水を使わず、砂や石で山や水の流れを表す庭)の庭、白い砂と松を組み合わせた白砂青松庭(はくしゃせいしょうてい)、苔庭、池庭などがあり、背後の山々も景色の一部として取り込んでいます。横山大観が那智の滝(和歌山県)を描いた作品をもとにつくられた、高さ15mの「亀鶴の滝(きかくのたき)」もあります。
アメリカの日本庭園専門誌『Sukiya Living(The Journal of Japanese Gardening)』のランキングでは、23年続けて日本一に選ばれています。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも三つ星を獲得しています。
庭は、中に入って歩くのではなく、館内の窓越しに眺めるつくりです。窓枠を額縁に見立てた「生の額絵(いきのがくえ)」や、床の間の掛け軸のように庭を切り取った「生の掛軸(いきのかけじく)」は、この美術館ならではの見せ方です。
横山大観のコレクション
足立美術館は、近代日本画の巨匠・横山大観(よこやま たいかん)の作品を約120点所蔵しています。しまね観光ナビでは、質・量ともに日本有数のコレクションと紹介されています。ほかにも近代・現代の日本画や陶芸などを収蔵しています。
庭は季節ごとに表情を変えます。夏には、庭師が2か月ほどかけて約800本の赤松の手入れをするそうです。見学の目安は2時間ほどです。
行き方
最寄り駅はJR山陰本線の安来駅で、駅から美術館まで無料のシャトルバスが毎日運行しています(約20分)。米子駅から安来駅まではJRで10分ほどです。
米子空港からは空港連絡バスでJR米子駅へ、出雲空港からは空港連絡バスでJR松江駅へ出て、JRで安来駅に向かいます。開館時間や入館料、シャトルバスの時刻は公式サイトで確認してください。
ヒント
- 庭は館内から眺めるもので、庭園の中は歩けません。窓ごとに見え方が変わるので、立ち止まりながらゆっくり回りましょう。
- 安来駅からの無料シャトルバスは時刻が決まっています。電車の到着時刻とあわせて、公式サイトの時刻表を確認しておくと安心です。
- 2026年10月から2027年3月までは閉館時間が変わるとのお知らせが出ています。冬の時期に訪れる人は、公式サイトで最新の時間を確認してください。
出典
- 足立美術館 ADACHI MUSEUM OF ART(公式)
- 庭園 | 足立美術館(公式)
- アクセス | 足立美術館(公式)
- 日本庭園が米誌ランキングで「23年連続日本一」に選ばれました | 足立美術館(公式)
- 「庭園日本一」足立美術館の魅力とは | しまね観光ナビ(島根県公式観光情報サイト)
更新日 2026年9月28日. 営業時間や料金は変わるため、出かける前に公式サイトで確認してください。